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2016年7月20日(水)

きょうの潮流

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 「生きている間に、なんとしても核兵器のない世界を実現したい」。被爆71年のことし、平均年齢80歳を超えた被爆者が呼びかけた「核兵器廃絶国際署名」運動が始まって3カ月。「被爆者とともに」を合言葉に署名を推進するとりくみが各地ですすんでいます▼16日に共同で街頭署名を金沢市内でおこなった「ヒバクシャ国際署名をすすめる石川の会」。15人ほどの参加者のうち、被爆者は石川県原爆被災者友の会の西本多美子会長だけ。数年前に100人以上いた会員も86人に▼「もう外で訴えられる被爆者は数人だけ。いろんな団体や個人が署名運動を担ってくれるのは、ありがたい」。4歳のとき、広島で被爆した西本さん。あの日見た閃光(せんこう)などしか記憶にありません。被爆証言は、長く被爆者運動に関わるなかで見聞きした広島の惨状と、先輩たちの廃絶と戦争ノーの強い思いを語ります▼だから、被爆証言を聞いた「今日の聞き手」は「明日の語り部」に。被爆国の国民ならだれでも「明日の語り部」になれると▼東京ではヒバクシャ国際署名運動を推進する「連絡会」が結成されました。署名運動は、「被爆者からの訴え」である点を留意しながら、それぞれの団体・個人が自主的に、ゆるやかにつながっていく運動です▼8月6日には広島の県立総合体育館で被爆者証言などのイベントが予定されています。オバマ米大統領も訪れた広島。平和記念資料館を訪れ、被爆証言に耳を傾ける。夏休み親子の“自由研究”としてもオススメです。


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