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2016年7月18日(月)

鳥越さん こんな人

権力の横暴・腐敗暴露 「憲法9条守る」一貫

7・31 都知事選

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 東京都知事選(31日投票)で「みんなに都政を取り戻す」と訴えている鳥越俊太郎候補(76)=日本共産党、民進党、社民党、生活の党推薦=は、社会的弱者にやさしく、権力に厳しいジャーナリストとして半世紀活躍してきました。鳥越さんの横顔を紹介します。


 1940年、福岡県浮羽郡吉井町(現うきは市)で生まれた鳥越さん。終戦(45年)の翌年に小学校に入学。教室では、多くの子ども・青年を侵略戦争に駆り立てた軍国主義教育が一掃され、日本国憲法に基づく「民主主義教育」が始まったばかりでした。自ら「戦後教育の第1期生」と称する鳥越さんは一貫して、憲法と平和、民主主義を守る大切さを訴えてきました。

日本人の心の歯止め

 2001年、「しんぶん赤旗」のインタビューに応じてこう話しています。

 「憲法九条は、二度と他国を侵略しないことを誓った日本人の心の歯止め。基本精神は引き継いでいくべきだと僕個人は思っています」

 都知事選でも、鳥越さんは「人権・平和・憲法を守る東京」をつくると公約しています。

 鳥越さんはジャーナリストとして、社会的弱者に冷たく聞く耳をもたない権力の横暴を追及してきました。

 京都大学文学部を卒業して1965年、毎日新聞社に入社しました。社会部や地方局勤務などを経て88年、『サンデー毎日』編集長に。翌89年、当時の自民党総裁で首相就任間もない宇野宗佑氏の「買春行為」をスクープし、辞任に追い込みました。

真実伝え政治動かす

 初めてキャスターを務めた報道番組「ザ・スクープ」(朝日系)では、埼玉県桶川市のストーカー殺人事件(99年)を徹底追及しました。被害女性の名誉を傷つける報道が氾濫する中、自ら被害者の父親に何度も手紙を送り取材を承諾してもらうなど綿密な調査報道を重ねました。その結果、警察が被害者の助けを求める訴えに背を向け、被害者の調書の改ざんまで行った実態を暴露しました。

 この一連の報道は日本記者クラブ賞を受賞するとともに、ストーカー規制法成立のきっかけになりました。

 このように鳥越さんは、権力が押しつぶそうとする社会的弱者の声に真剣に耳を傾け、真実を伝え、広範な市民とともに告発し、政治を動かしてきました。


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