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2016年7月17日(日)

都民の声聞く鳥越知事を

小池書記局長、長妻民進党代表代行が応援 足立・墨田

街頭演説にコール

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(写真)小池書記局長、長妻民進党代表代行とともに支持を訴える鳥越俊太郎都知事候補=16日、東京都足立区

 東京都知事選(31日投票)で、野党統一候補の鳥越俊太郎氏=日本共産党、民進党、社民党、生活の党推薦=は16日、足立区・北千住駅西口と墨田区・錦糸町駅前で街頭演説し「都政を都民の手に取り戻す、みんなで結果を出そう」と呼びかけました。共産党の小池晃書記局長、民進党の長妻昭代表代行が応援に駆け付ける中、聴衆の輪がどんどん膨れ「トリゴエ!」コールも湧き起こりました。


 鳥越氏は、立候補の決断に至るまでの思いを告白。改憲勢力が3分の2を得た参院選結果を見て「このまま日本がきな臭くなっていいのか。残りの人生、後悔する選択をしたくない」と、自ら立候補を決意したと語りました。

 鳥越氏は、舛添要一前知事の公私混同問題に触れ「都民が汗水たらして稼いだ金から納めた税金ということを、舛添さんは忘れてしまった。私が知事になったら、一人ひとりの都民の声に耳を傾け、納税者意識をきっちり持って仕事をしたい」と訴えました。

 小池氏は、都知事選で問われるのは、▽都政を混乱させた「政治とカネ」の問題にメスを入れる▽五輪を口実にした大型開発一辺倒からくらし・福祉優先の都政への転換▽安倍政権が進める憲法改悪の流れを止める―ことだと指摘。「これらを実現できる候補者は、鳥越さんしかいない」と強調しました。

 このなかで、自民・公明推薦の候補や前自民党衆院議員の候補が「憲法は都政の問題ではない」と争点化を避けていることを批判。「首都東京の代表を選ぶ選挙で、国の根幹である憲法は重大争点だ。『戦争する国』になれば多くの都民の命が奪われる。それをストップさせる知事でなければ、地方自治も都民の命も守れない」と訴えました。

 長妻氏は、鳥越氏が戦後民主主義教育の第1期生であることを紹介。「終戦後の日本を知る鳥越さんが、今の日本は大丈夫かと危機感を持っている。『東京から日本を変える』、これができるのは鳥越さんだけだ」と述べ、支援に全力を尽くすと表明しました。

 友人とともに聞いていた足立区の50代の女性は「舛添さんのように税金を私物化せずに、私たちのために使ってほしい。野党4党が鳥越さんを推薦していることも評価しています。安倍政治を変えるためにも、鳥越さんを応援しています」と話しました。


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