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2016年7月15日(金)

主張

日本共産党94周年

国民主権・反戦平和の歴史刻み

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 日本共産党はきょう、1922年(大正11年)7月15日の創立から94周年を迎えました。戦争法強行に続き憲法9条の明文改憲への動きを強める安倍晋三政権のもとで、安倍政治の憲法破壊と対決する国民・市民の共同のたたかいが広がっています。日本共産党は戦前戦後、国民主権と反戦平和を貫いてきた党です。戦争か平和かをめぐる歴史的岐路のなか、日本共産党が果たさなければならない役割と責任が大きくなっていることを痛感します。安倍政権の暴走阻止、憲法を生かす新しい政治の実現へ、日本共産党は国民と手をたずさえ、力を尽くす決意です。

不屈のたたかいのうえに

 先日の参院選で、日本共産党は改選議席を6議席へ倍増させ非改選を合わせ14議席へ前進、野党4党が1人区に擁立した統一候補も11人が勝利しました。党創立94年の記念日を、このような前進のなかで迎えられたことは喜びであり、身が引き締まる思いです。

 日本共産党創立の会議が行われたのは、いまから94年前、東京・渋谷の民家の2階でした。集まったのは10人足らず、創立期の党員も100人余りでした。現在の党と比べれば隔世の感があります。

 スタートこそ少人数でしたが、天皇制政府が絶対的な権力をもった20世紀初頭の日本に、国民主権、侵略戦争反対の旗を掲げる政党が初めて誕生したことは、画期的でした。国民主権や反戦平和はいまでは当たり前ですが、当時は天皇制支配の根幹に触れる問題で、国民主権という言葉すら使うことが許されませんでした。日本共産党は存在自体認められなかったため、非合法の党として勇気をふるって発足したのです。サミット(主要国首脳会議)参加7カ国で、こんな国は日本しかありません。

 戦前の日本共産党が、国民主権、侵略戦争反対の旗を掲げ、容赦ない弾圧に文字通り命がけでたたかいぬいたことは有名です。多くの先輩たちが逮捕、投獄され、拷問され命まで奪われました。しかし、日本共産党は、他の全ての政党や新聞が「守れ満蒙=帝国の生命線」とこぞって侵略をあおるなか、屈することなく「一人の兵士も戦線に送るな」と訴えたのです。民主主義の問題でも、18歳以上の全ての男女の普通選挙権の実現、出版・集会の自由などを正面から掲げてたたかいました。

 自民党がかつて党内用に作成した教科書でも「ひとり共産党は終始一貫戦争に反対してきた。従って共産党は他党にない道徳的権威を持っていた」と認めたほどです。敗戦後、憲法に国民主権と戦争放棄が明記されたことは、日本共産党の戦前の不屈のたたかいにこそ歴史の大義があることを証明しています。日本共産党の国民主権と反戦平和の揺るがぬ立場は歴史と実績に裏打ちされたものです。

希望の政治へ力合わせて

 今年は戦後憲法の公布から70年となる節目です。その年を、憲法破壊を加速させ、戦後の歩みを逆流させる年にしてはなりません。日本の平和と民主主義の流れを前にすすめるためには、国民主権・反戦平和を貫く日本共産党をさらに大きくし、国民とのつながりを広くしていくことが重要です。

 一人でも多くの方がこの党の一員に加わっていただくとともに、「しんぶん赤旗」を購読していただくことを心からよびかけます。


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