「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年7月15日(金)

野党と市民の共同を広げ鳥越俊太郎さんの勝利を

志位委員長が会見

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)記者会見する志位和夫委員長14日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は14日、党本部で記者会見し、同日告示された東京都知事選について問われ、「(野党4党が統一候補として推薦した)鳥越俊太郎さんの勝利のために全力をあげたい」と表明。「鳥越さんが述べられている『住んでよし、働いてよし、環境によしと、三つのよしの東京』『人権・平和・憲法を守る東京』をつくるという政見を大いに語り、野党と市民の共同を広げて必ず勝利をかちとりたい」と述べました。

 志位氏は、知事選の争点について、「『納税者意識』を胸にとめ、不祥事を絶対に起こさない都政にしていくというのが大きな課題です」と指摘。さらに、「都民の福祉と暮らしについては、鳥越さんが言われているように、公共事業で経済をよくするというやり方をやめ、目の前にある高齢化社会の問題、待機児童の問題、介護の問題などにきちんとお金を充てて経済を良くしていく方向に切り替えていくことです」として、「オリンピック・パラリンピックもそういう角度で、いかにスリムでコンパクトなものにしていくのかということが大事なポイントになってきます」と述べました。

 また、「都知事選において、“憲法の問題は国の問題で都政とは関係ない”ということには決してなりません」として、「日本の首都の政治戦で、憲法改定という動きに対してどういう審判を下すのかというのは、とても大事な争点になってきます」と強調。「鳥越さんは出馬の会見の中で、今度の参院選の結果をみて、憲法を変えようという動きが起こっていると、そういう動きを元に戻したいとおっしゃられていました。都政の原点は、都民の命を守る、暮らしを守るというところにあります。この点で憲法問題は大争点です」と述べました。

 志位氏は、野党共闘との関係を問われて、「今度の参院選での野党と市民の共闘の最初のチャレンジは大きな成功といっていいのではないかと思います。次のチャレンジは東京のこの選挙です。これで勝利という結果が出れば、東京にとってはもちろん、日本の政治を変えるうえでも計りしれない大きな意義をもつことになるでしょう。そういう結果を出すためにがんばりたい」と語りました。

 元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏が東京都知事選への立候補を取り下げたことについて、志位氏は「心からの敬意を申し上げたい」と表明。そのうえで、この間の経過について、「宇都宮さんの識見、政策が立派だという私たちの評価に変わりはありません。ただ、野党が一致して推せるという方が決まりつつあるというなかで、(宇都宮氏に)ご協力を願った経過がありました。11日にわが党の小池晃書記局長、民進党の枝野幸男幹事長がご協力をお願いしました。さらに、鳥越さんと宇都宮さんの間でも率直な話し合いが持たれて、こういう結果になったと思います」と語りました。

 志位氏は「(都知事選第一声でも)鳥越さんが宇都宮さんの『“困った”を希望に変える東京へ』という精神を引き継いでたたかうということを言われ、宇都宮さんの思いも受け止めてたたかっていくということを言われた。とても良いスタートになったと思います。みんなで力をあわせて勝ちたい」と表明しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって