「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年7月13日(水)

高浜3・4号機再稼働認めず

大津地裁 “命守る決定 三たび”

市民ら 歓声と拍手

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)関電の異議を退ける決定を喜ぶ申立人ら=12日、大津市

 「判断は揺るがず」―高浜原発3、4号機運転差し止め仮処分の取り消しを求めた関西電力の異議を大津地裁が退けた12日、同地裁前は「再稼働許さず、命守る決定三たび」の喜びにあふれました。

 午後3時33分、地裁建物を出た申立人・弁護団が手で合図を送ると、入り口前に集まった支援者から「やったぞ」の歓声と拍手が起き、「ありがとう山本裁判長」の赤い旗が揺れました。

 申立人の一人、杉原秀典さん(66)は「鹿児島で脱原発の知事が誕生し、それに続く大津地裁決定です。『原発なくせ』の流れは大きくなっている。大きな希望です」。4歳の長男の手を引く女性(40)は「でたらめな世の中で、当たり前のことを当たり前にいってくれた決定にスカッとしました」。

 福島県南相馬市から大津に避難した女性(66)は、福島第1原発事故前から脱原発の裁判をたたかってきました。「18年間負け続け、やっと住民の声を聞いてくれた決定です。これを突破口に原発を一基たりとも稼働させない運動を全国に波及させたい」

 名古屋高裁で裁判をたたかう、福井から原発を止める裁判の会の芦野順介さん(72)は「うれしいのひと言です。大飯原発3、4号機を再稼働させないため、私たちも頑張ります」と語りました。

 井戸謙一弁護団長と、辻義則申立人代表らは滋賀弁護士会館で記者会見し、「関電が抗告しても大阪高裁で勝利するため引き続き力を尽くす」とする声明を発表しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって