2016年7月12日(火)
沖縄の民意受け止めを
参院選結果受け翁長知事
共産党県議に県議会で答弁
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沖縄県の翁長雄志知事は11日、県議会6月定例会で、参院沖縄選挙区で辺野古新基地建設反対を訴えた「オール沖縄」の伊波洋一氏が10万6400票差をつけて勝利した結果について、「政府は沖縄の民意をしっかりと受け止めていただきたい」と述べました。日本共産党の玉城武光県議の質問に答えました。
翁長知事は「『オール沖縄』という基本姿勢で取り組んだ結果、私が支持した方が大差で当選した」と指摘。2年前の知事選や衆院選、今年6月の県議選の結果も踏まえつつ、普天間基地の閉鎖撤去、辺野古新基地建設反対、オスプレイの配備撤回、日米地位協定の抜本的見直しという主張が「県民に支持されていることは明らかだ」と強調しました。
玉城県議は「辺野古問題の分水嶺(れい)となる決定的な選挙結果である。民主政治を前提にする限り、新基地建設計画を維持するのは、もはや不可能だ」とする地元紙の社説を紹介し、安倍政権は新基地建設を直ちに断念すべきだと主張しました。