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2016年7月12日(火)

きょうの潮流

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 息を詰め、深夜の開票速報を見守る選挙事務所。緊迫感あふれる中、歓喜がはじけました。青森で、福島で、新潟で、大分で。「民主主義は生きていた」「野党と市民の共同の勝利だ」▼若者や母親、そして各党の代表が手を取り合って喜ぶ。日本の政治史上初めての試みとなった国政選挙で私たちは大きな成果をあげました。全国32の1人区で11の勝利。前回は二つしか取れなかったのですから、効果のほどがわかります▼東北では被災3県をはじめ野党共闘が圧倒。沖縄でも現職の大臣に圧勝しました。及ばなかった選挙区も多くがつばぜり合い。結果はもちろんですが、アベ政治を許さないと立ち上がった普通の市民が野党共闘を実らせ、自公を倒せるという実感をつかんだことが何よりも▼共闘の先頭に立った日本共産党も改選議席を倍増。比例では過去2番目となる600万票を超える支持をいただきました。「1人区の健闘は共産党の協力があったから。感謝しかない」。共闘相手の関係者はいいます▼各地で新しい絆が次々と生まれました。神奈川では党派をこえた市民有志が共産党の候補者を応援。「大きな財産をつくった」と。奮闘した浅賀由香さんも「これが希望です」▼いま自衛隊が派遣されている南スーダンの首都ジュバでは内戦で多くの死傷者が出ています。沖縄の高江では県民が反対しているヘリパッドの建設工事がさっそく動きだしました。憲法や暮らしを壊す政権とのたたかいはこれからも。市民と野党が手を携えて。


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