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2016年7月11日(月)

杉尾さん「改憲認めぬ」

“長野県民の勝利だ”

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(写真)当選確実の報を受け、バンザイをする杉尾候補(前列中央)と、ともにたたかった支持者、野党各党の人たち=10日、長野市

 10日投開票された参院長野選挙区(改選数1)は、午後9時18分、野党統一候補の杉尾ひでや氏(58)=民進公認、共産・社民両党推薦=が自民現職を破って当選確実の報が伝わると、長野市内の会場につめかけた200人を超える支援者からは、一斉に「スギオッ」「スギオッ」とコールがわき起こり、市民と野党の共同による歴史的なたたかい勝利の喜びにあふれました。

 「安保法制に対する市民の運動に後押しされ、“傍観者の立場”から行動を起こした」と語り続けた杉尾氏。予想より早い「当選確実」の報に「半信半疑だった」と驚きながら、「立場の違いを超えて総力を挙げた、長野県民の勝利だと思う」と語りました。勝因について、安保法制廃止と9条改憲を認めないこと、アベノミクスに対し強者の政治から弱者の政治を訴えたことなどを挙げました。

 杉尾陣営の勢いに危機感を燃やす自民現職陣営は陰に陽に激しい攻撃を加え、安倍首相も3回長野入りしましたが、これを共同の力ではね返しました。

 杉尾氏は、「改めて『よくぞ、信州から私を選んでくださった』と言いたい」と激烈な選挙戦を振り返り、平和への願いが切り開いた歴史的成果を参加者全体で喜び合いました。


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