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2016年7月10日(日)

憲法を侵す暴挙許されない

BS番組 笠井氏が主張

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 日本共産党の笠井亮衆院議員は8日のBSフジ「プライムニュース」に出演し、参院選の争点となっている改憲と安保法制=戦争法について与野党の議員と討論しました。

 笠井氏は、安倍晋三首相が任期中の改憲を公言し、憲法9条2項を削除して「国防軍」を創設する自民党改憲案を示しているとして、「争点は安倍さんによる改憲を許していいのかにある」と強調しました。

 これに対し、自民党の小野寺五典・元防衛相が「(共産党は)自衛隊は憲法違反と主張してきた。ならば、自衛隊は解散させるのか」などと争点をすり替えて攻撃しました。笠井氏は「自衛隊がなくても大丈夫という平和的環境をつくる努力をするなかで国民の合意によってやる」と強調。ただ、今の争点は、「専守防衛」を志し、災害救助にがんばる自衛官を戦争法によって「憲法を破って海外に送って、殺し殺される危険にさらしていいのかどうかだ」と反論しました。

 一方、公明党の遠山清彦衆院議員は、自民党改憲案について「個人的にはあんまり参考にはしていない」といいながら、「公明党としては、本当に必要な具体的な条項を議論して(いく)」などと語りました。笠井氏は「私学助成や環境権についていえば、憲法には30条にわたる人権条項があり、憲法にもとづいてやることができる。(改憲ではなく)憲法にもとづいて国民に豊かな暮らしを保障することが大事だ」と強調しました。

 また、北朝鮮や中国に対する「抑止力」として戦争法を合理化する議論に対し、笠井氏は、軍事的挑発を続ける両国のやり方を批判しながらも、「相手の軍事的な対応に対して軍事で対応することになれば緊張は高まる」と指摘。「外交努力に徹していくことが大事だ」と述べました。

 笠井氏は「海外での武力行使を禁じた憲法を侵す暴挙は許されない。震災で頑張られている自衛隊員が海外で殺し殺される危険にさらされるのは絶対に避けなければならない」と強調しました。


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