2016年7月7日(木)
「絶対勝つ」大声援
長野 杉尾統一候補コール響く
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「憲法無視の安倍政権の暴走政治を止めよう」「市民と野党が力を合わせて、希望ある政治の扉を開こう」―。6日、市民と野党の合同演説が行われた長野市の長野駅前では、続々と集まってきた市民が交差点の歩道を埋めます。杉尾ひでや野党統一候補や日本共産党の志位和夫委員長、民進党の岡田克也代表、社民党の又市征治幹事長、シールズの諏訪原健さんら応援弁士が登場するたびにコールが起き、「絶対勝つぞ」と大声援がわきました。
長野県茅野市在住の女性2人は「野党共闘で戦争法を廃止したい」と参加。子どもの将来を考えて自分の周りの友達に、「戦争する国にしたくないし、社会保障にお金を使う政治にしたい」と話しています。
3歳の娘を育てているという27歳の女性=主婦=は「弟が自衛官です。みなさんの演説を聞いて、自民党を勝たせたら、海外の戦場に弟が行かされるかもしれないとよく分かりました」と話します。
フェイスブックでこの街頭演説を知り、上田市から参加した女性(32)=パート=は「インターネットで自民党の改憲草案を読みました。国防軍をもち、人権を制限すると露骨に書いてある。自民党に入れたらまずいなと思います」といいます。
夫婦で通りがかり足を止めた長野市在住の会社員の男性(45)は「支持政党はないけど、アベノミクスで経済がよくなった実感はないし、憲法を変えようとする安倍政権は止めたい。野党共闘で力を合わせて勝とうとしていることはいいね」と笑顔を見せました。
初めて自分の一票を投じるため、演説を聞きに来たという長野市在住の男子学生(21)。「貧困と格差が広がれば平和な社会が崩れてしまう。アベノミクスで広がる貧困と格差は正さなければいけない」と話しました。
「長年自民党支持だった」という男性(69)は元長距離トラック運転手。「甘利明前経済再生相の口利き違法献金疑惑で自民党には愛想が尽きた。勝つには野党共闘しかない。自民党の金権腐敗を正してほしい。共産党は企業団体献金も政党助成金も受け取らない。大したもんだ」と激励していきました。