2016年7月6日(水)
比例大激戦 9条守れの1票 共産党へ
改憲問題が大争点に
投票日まで4日となった参院選は、比例代表も選挙区も大激戦・大接戦のまま最終盤に入り、安保法制=戦争法の廃止と憲法9条改悪が大争点に浮上。「憲法違反の安保法制=戦争法を廃止し、憲法9条を守り抜く。この1票を日本共産党にこぞってお寄せください」(日本共産党・志位和夫委員長)との訴えに共感が広がっています。
4日放送のテレ朝系報道ステーションの世論調査で、参院選で重視する政策として「憲法改正」が前月から5ポイント上昇して13%に。「産経」5日付は「憲法改正」が9・3%にのぼり、「関心の高さをうかがわせた」としています。
日本共産党の小池晃書記局長と各党幹事長が出席した3日のフジ系「新報道2001」で経済評論家の荻原博子さんは、「(議論を)憲法のことになるとホントに争点になる。ところが自民党も公明党も争点にしないようにしている。一番興味のある争点なので、ここをわかるようにやっていただかないと」と述べました。
公示日直前の党首討論(6月21日)で志位氏が「9条には手をつけないといえるのか」と質問しても、安倍晋三首相は最後まで「手をつけない」といいませんでした。改憲の本丸が9条であることが浮き彫りになりました。
9条改憲が争点となる中、公明党の山口那津男代表は5日の演説(兵庫)で「改憲を争点にするのは無理がある」「9条改正の議論はすぐにするべきでない」と述べ、弁明を始めました。安倍首相は、街頭で憲法問題に口をつぐんだままです。
これに対し、志位氏は「安倍首相は憲法隠しでやり過ごそうという作戦です。そうはいきません。安倍改憲の本丸は9条を壊すことです。自民党への1票は9条を壊す1票になってしまいます。この道は断じて許すわけにはまいりません」と訴えています。
このなかで、共産党支部・後援会の対話活動でも、公明党と一体の創価学会の人々から「今度は腹をくくる。共産党に入れるということや」という声が返ってきています。「息子は人を殺しに行くために自衛隊に入隊したのではない。今度の選挙では、子どものためにも共産党がしっかり頑張ってほしい」(東京都東村山市、自衛隊員の親)と保守の人たちから熱い期待が寄せられ、改憲許さないの願いを日本共産党に寄せる例があいついでいます。