2016年7月2日(土)
語ろう共産党・野党共闘
NO!安倍政権 チェンジの意思示す1票を
10日の参院選投票日まで8日。国民の声に耳を貸さない安倍暴走政治に不安や怒りを感じていませんか。だからこそ呼びかけます。参院1人区では野党統一候補へ、比例区・複数区では日本共産党とその候補に。野党共闘と共産党の躍進が、新しい政治の扉を開きます。
「政治は変わらない?」
国民が政治を動かす時代です
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「一票を投じても、どうせ政治は変わらない」のではなく、「一票を投じないと、政治は変わらない」のではないでしょうか。
今度の参院選挙は、安倍政権の打倒を目標に掲げる野党が広範な市民とスクラムを組んで国政選挙にのぞむ歴史的な選挙です。日本共産党など野党4党は32の1人区すべてで統一候補を立て、複数区でも「共闘効果」を発揮して、自公とその補完勢力と激しく競り合っています。安倍政権にノーの審判を下し、チェンジの意思を示せば、政治は変わります。
「たとえ参院選挙で勝っても、自公の多数は変わらない」。こう考えている方もいるかもしれません。第1次安倍政権の退陣(2007年9月)を思い起こしてください。「戦後レジームからの脱却」を掲げて改憲手続き法や教育基本法の改悪を強行した第1次安倍政権は同年7月の参院選挙で惨敗した直後、退陣に追い込まれました。今度の参院選挙で、自公とその補完勢力を少数に追い込めば、安倍政権は立ち行かなくなるでしょう。
野党共闘の勝利と、それを真剣・誠実に進め、共同の力で政治を変えようとしている日本共産党の大躍進で、新しい政治・新しい政権をつくる大きな一歩を切り開きましょう。
「でも野党は心配?」
民主政治を取り戻す野党共闘は“希望”です
市民の願いを踏みにじる安倍政権と違って、市民とがっちりスクラムを組む野党共闘こそ、安心してまかせられるのではないでしょうか。
野党共闘は、戦争法の強行をはじめ安倍政権の暴走ストップを求める市民の願いに応えて生まれました。戦争法廃止、立憲主義回復という国民的大義のもとに結束しています。
立憲主義の回復とは、憲法を守るまっとうな政治を取り戻すことで、最優先で取り組むべき大問題です。
同時に、野党4党は「アベノミクスによる格差と貧困を是正する」「TPP(環太平洋連携協定)、沖縄問題のような国民の声に耳を傾けない強権政治を許さない」「安倍政権のもとでの憲法改定に反対」という共通政策を確認しています。
さらに、先の国会では、安保法制廃止をはじめ、雇用、社会保障、子育て、被災者支援など15本もの議員立法を提出。市民連合と19項目の政策協定を交わしています。政策面でも国民の皆さんに安心して1票を託していただける豊かな内容を発展させています。
安倍首相は、野党共闘を「野合」と中傷していますが、日本に民主政治を取り戻す“希望”が野党共闘ではないでしょうか。
「批判だけ? 暮らしどうする?」
格差と貧困をただす明確な対抗軸あります
安倍首相は「野党は批判ばかり。まとまった経済政策がない」と野党共闘を中傷しています。しかし、事実を見てからモノを言ってほしいものです。
野党は、「アベノミクスによる国民生活の破壊、格差と貧困を是正する」を掲げ、先の国会で、保育士の処遇改善、子どもの貧困対策、労働時間の法規制、被災者の住宅再建支援金の引き上げなど15本の法案を共同提出しています。
市民連合と結んだ19項目の政策協定でも、「アベノミクス」で広がった格差と貧困の是正を柱に掲げ、最低賃金を1000円以上に引き上げ、給付制奨学金の導入、公共住宅の拡大、所得税の累進強化など公正な税制の実現―などを確認しています。国民の暮らしを応援して経済を立て直すという明確な対抗軸を掲げています。
安倍内閣こそ、5年連続の実質賃金マイナス、戦後初めての2年連続の家計消費マイナスに加えて、金融政策でも投機マネー頼みの結果、EU離脱が多数となった英国の国民投票の影響による株大暴落と円急騰で行き詰まりに直面しています。
日本共産党は、大企業と富裕層に応分の負担を求めるなど税金の集め方と使い方、働き方の「三つのチェンジ」で家計を温め、内需主導による強い経済運営を主張しています。
「今の政治は国民の声が尊重されない」
強権政治に断固反対、「個人の尊厳」を取り戻す
「国会決議」に違反する環太平洋連携協定(TPP)合意の推進や原発再稼働、沖縄での米軍新基地のごり押し―。どの問題でも、世論調査では反対が多数で、国民の反対運動も高まっているにもかかわらず、安倍政権は数の力で民意にそむく暴走を重ねています。今まさに、日本の民主主義が問われています。
日本共産党など野党4党は、国民の声に耳を傾けない強権政治に反対することで一致しています。野党4党が市民連合と交わした「政策要望書」では、安保法制=戦争法の廃止と立憲主義の回復と合わせて「個人の尊厳」を無条件で尊重する政治の実現が掲げられました。
このなかでは、貧困の解消やTPP合意に反対、沖縄の民意を無視した辺野古新基地建設の中止、原発に依存しない社会の実現へ向けた地域分散型エネルギーの推進なども盛り込まれています。
国民の声が尊重される政治を実現するための「受け皿」は、すでにあります。あとは私たち一人ひとりの行動で決まります。
「個人の尊厳」を取り戻すために安倍暴走政治と真正面から対決し、野党共闘で力を発揮する日本共産党をなんとしても伸ばしてください。
「憲法が変えられるのではと不安」
安倍政権による9条改憲許さぬ審判を
自民、公明は、おおさか維新など安倍政権の補完勢力を抱きこんで、改憲発議に必要な3分の2の議席を狙っています。
安倍晋三首相は「次の国会から憲法審査会を動かしていく」と公言しているにもかかわらず、選挙遊説では改憲について一言も語らず、憲法隠しでやりすごす姿勢です。
しかし、安倍首相は党首討論で、日本共産党の志位和夫委員長が「憲法9条に手をつけないと言えるか」と繰り返しただしても、「手をつけない」と決して言いませんでした。安倍改憲の本丸は9条改憲だということがはっきりしたのではないでしょうか。
自民党改憲案では、戦力不保持を定めた9条2項を全面削除し、国防軍の保持を明記。海外での無条件の武力行使に道を開こうとしています。
自民党への1票は9条を壊す1票になります。そんな道を絶対に許してはいけません。参院選で「安倍政権による9条改憲を許すな」の審判をくだしましょう。
日本共産党、民進党、社民党、生活の党の4野党は「共通政策」で「安倍政権の下での憲法改悪に反対」を掲げています。日本共産党は戦前から侵略戦争に命がけで反対してきた筋金入りの反戦平和の党です。この日本共産党と野党統一候補の躍進が、安倍改憲を阻止し、9条を守り抜く力になります。
野党共闘に誠実・真剣にとりくむ共産党の躍進を
今回の参院選は、戦後初めて野党共闘がつくられ、全国32の1人区すべてで「安保法制廃止、立憲主義回復」をめざす野党統一候補が実現しました。この4野党と幅広い市民の力で安倍政権を倒し、新しい政治をつくるチャンスです。
日本共産党は野党共闘をすすめるために二つの決断をしました。
一つは、昨年、戦争法が強行された日に、「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」を提唱し、市民との共同、野党間の選挙協力の実現のために、粘り強く努力してきたことです。
二つめは、今年2月の5野党党首会談の合意に基づいて「参院1人区では思い切った対応をする」と表明し、候補者を降ろしてでも野党共闘を前進の軌道に乗せようと努力してきたことです。この決断が市民運動の後押しと相まって統一候補実現の力となりました。
日本共産党は、2013年の参院選や14年の総選挙で躍進し、国会での発言力が大きく増えました。その力が安倍政権とたたかい、野党共闘を進める上でも大きな力になりました。
野党共闘に誠実・真剣に取り組む日本共産党を躍進させていただき、新しい日本の政治をつくっていこうではありませんか。
野党4党の共通政策
◆安保法制を廃止し、集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回する。安倍政権のもとでの憲法改悪に反対する。
◆「アベノミクス」による国民生活の破壊、格差と貧困を是正する。
介護職員・福祉職員・保育士の給与引き上げ、児童扶養手当の増額、最低賃金の大幅引き上げ、高校完全無償化、給付制奨学金、被災者生活支援法の改正、公正な税制の実現など
◆TPPや沖縄問題など、国民の声に耳を傾けない強権政治に反対する。
TPP合意に反対、辺野古新基地建設の中止、雇用・賃金における女性差別の是正、選択的夫婦別姓、LGBT差別解消、地域分散型エネルギーの推進など