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2016年7月2日(土)

沖縄・イハ洋一必勝大演説会

志位委員長の訴え

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 1日、那覇市内で開かれた「イハ洋一必勝大演説会」での日本共産党の志位和夫委員長の訴え(要旨)は次の通りです。


 沖縄のみなさん、こんにちは。日本共産党の志位和夫です(拍手)。参院選の投票日まであと8日。沖縄と日本の命運がかかった大事な選挙です。大激戦を制し、イハ洋一さんの勝利を必ずかちとらせていただきたいと、お願いにあがりました。(拍手)

 私は、イハさんに沖縄県民の切実な三つの願いをたくしてほしいと訴えたいと思います。

辺野古新基地ストップ、 基地のない平和な沖縄を

 第一に、辺野古新基地建設ストップ、基地のない平和な沖縄を願う一票は、どうかこぞってイハ洋一さんにたくしてください。(大きな拍手)

 元米海兵隊員による女性暴行殺害事件。私も言葉で表現できない深い憤りを感じます。6月19日、6万5千人が集った県民大会では、「怒りと悲しみは限界を超えた」という声があふれました。

 県民大会に寄せられた被害女性のお父さんからのメッセージには、「次の被害者を出さないためにも『全基地撤去』『辺野古新基地建設反対』。県民が一つになれば、可能だと思っています」とのべられていました。この声にこたえることができる候補者はだれか。

 相手候補は、「県外移設」の公約を投げ捨て、県民を裏切って辺野古容認に転じ、国会で「妨害活動を阻止せよ」とまでいった人物です。みなさん。ユクサー(うそつき)の候補者に負けるわけにはいきません(「そうだ」の声)。マクトゥ(誠実)の候補者――イハ洋一さんを必ず勝たせようではありませんか。(大きな拍手)

 イハ洋一さんが勝利すれば、沖縄の衆参の選挙区選出の国会議員6人の全員が、新基地建設反対、「オール沖縄」の議員となります。6人の国会議員、翁長知事、沖縄県民がしっかり団結すれば、辺野古新基地をつくることは不可能になります。イハさん勝利で、基地のない平和な沖縄への道を開こうではありませんか。

安保法制=戦争法を廃止し、 憲法9条を守り抜こう

 第二に、憲法違反の安保法制=戦争法を廃止し、憲法9条を守り抜く一票は、どうかこぞってイハ洋一さんにおよせください。(拍手)

 安倍首相は、選挙遊説で、憲法を一言も語ろうとしません。憲法隠しで選挙をやりすごそうとしています。

 しかし、党首討論会となると、そうはいきません。問われて、首相は、「憲法を変える。しかしどの条文を変えるかは言えない」という。

 そこで私は、“安倍さん、そうはいきませんよ。なぜなら、自民党は「憲法改正草案」を決めているじゃないですか。そこには、憲法9条2項を削除し、「国防軍」を持つと書いてあるじゃないですか。そんなことになったら、海外での武力行使が無条件、無制限になってしまうじゃないですか。9条に手をつけないといえますか”と、繰り返しただしました。首相は、「手をつけない」とは決して言いませんでした。手をつけようと思っていますからね。

 安倍改憲の本丸は9条改憲だということがはっきりしました。自民党への一票は、9条を壊す一票になります。そのような道は絶対に許してはなりません。(大きな拍手)

 沖縄の本土復帰の原点はどこにあったでしょうか。1971年、当時の琉球政府・屋良朝苗主席が政府にあてた「建議書」には、「県民が願っているのは平和憲法のもとへの復帰」「県民は戦争につながる一切のものを拒否している」とあります。みなさん。この本土復帰の原点を根本から壊す、安倍政権による「海外で戦争する国」づくりの道を断固拒否しようではありませんか。(大きな拍手)

 世界に誇る憲法9条を守り抜こう――この願いをこぞってイハ洋一さんにたくしてください。(大きな拍手)

翁長知事とともに暮らしを守る政治を築こう

 第三に、翁長知事とともに暮らしを守る政治を築こうという一票は、どうかこぞってイハ洋一さんにたくしてください。

 翁長県政のもとで、子どもの貧困対策が県政の柱にすえられ、子どもの医療費助成の充実、返済不要の給付型奨学金の創設、待機児童解消のための保育士の給与補助などがすすめられています。(拍手)

 これらはどれも国がやってしかるべきことではないでしょうか。イハ洋一さんに国会でやってもらおうではありませんか。(大きな拍手)

 県民の暮らしを壊す消費税10%は中止する、沖縄の経済を壊すTPPは断固反対――この願いも、イハ洋一さんにたくしてください。(拍手)

沖縄で勝ち、 全国で勝ち、 安倍政権を倒そう

 みなさん。今回の参議院選挙は、全国32の1人区のすべてで野党統一候補が実現する画期的な選挙となっています(拍手)。32のすべてで勝利するために、最後まで全力をあげる決意です。

 この流れがどこから始まったか。ここ沖縄から始まりました。2014年の名護市長選挙、県知事選挙、総選挙での「オール沖縄」の勝利が、今日の野党共闘の発展につながりました。(拍手)

 みなさん。沖縄で勝ち、全国で勝ち、安倍政権を倒そうではありませんか(大きな拍手)。新しい政治を沖縄からおこそうではありませんか。(拍手)


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