2016年7月1日(金)
立憲主義に反する方法
笠井議員が安倍政権批判
BS番組
日本共産党の笠井亮衆院議員は29日放映のBS11番組「報道ライブINsideOUT」に出演し、与野党議員と憲法について議論しました。
自民党の新藤義孝衆院議員は「憲法の自主的制定が党是だ」と述べながら、「自公の勢力が大きくなって憲法改正発議に必要な3分の2を取ると、一挙に改正が進むというのは臆測」などと発言しました。
笠井氏は、安倍晋三首相が改憲に意欲を示し、国政選挙で自民党改憲草案を示すと述べていたことを指摘。自民党改憲草案には9条2項を変えて「国防軍」を創設し、無制限に海外で武力行使できる仕組みが含まれているとして、「選挙で示したいといいながら、選挙になったら争点から隠すのはおかしい」と批判しました。
公明党の遠山清彦衆院議員は「(民進党と共産党の安保政策は)百八十度違う。なんで一緒に共闘できるのか」などと野党共闘を攻撃。笠井氏は「一番の問題は、安倍政権が憲法を壊して安保法制をつくり、立憲主義に反するやり方をしていることだ。それに反対するのは、市民の方々も求めているし、大義にもとづいて一致している。違いを横において、大きなところで(一致して野党共闘を)やっている」と述べました。
また、笠井氏は「私自身は広島の被爆2世だが、あの戦争の悲劇を二度と繰り返させてはいけない。安保法制を廃止して、この国に憲法にもとづく当たり前の政治を取り戻すために、いろいろな違いがあっても市民と野党が共闘し、力を合わせて未来を開きたい」と訴えました。