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2016年6月30日(木)

在日米軍フェイスブック

沖縄に基地74%集中は「誤解」

数で「39%」と負担を矮小化

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 在日米軍司令部が会員制交流サイトの「フェイスブック」上で、沖縄県に全国の米軍専用基地の74%が集中していることについて、「事実ではない」「誤解がある」などと基地負担の実態をねじ曲げる記事を掲載していることがわかりました。防衛省が公表している面積ベースの割合ではなく、本土と沖縄の基地の数を単純に比較し、「実際には、専用基地の39%が沖縄に存在している」と矮小(わいしょう)化しています。

 記事は「在日米軍 今週の事実」と題され、23日付で投稿された英文記事が原文。「在日米軍基地に関してよくある誤解があります」と切り出し、「日本における全ての米軍基地の75%かそれ以上が沖縄に集中していると言われていることは、事実ではありません」と強調しています。

 日本政府は以前から基地の数ではなく、基地面積の割合を基準としてきており、防衛省が3月末現在の数字として公表している沖縄県の米軍基地の占有割合は全体の74・48%。一方、米軍記事によれば、本州の専用基地は52カ所、沖縄は33カ所で、沖縄県の占有割合は39%だとしています。

 中谷元・防衛相は28日の会見で、日本側の数字を「事実ではない」と全否定する米側の見解について、「こういった統計のやり方もあるという米側の主張ではないか」と述べ、問題視しない姿勢を示しました。

写真

(写真)沖縄への74%の米軍基地集中は「誤解」などと主張する在日米軍司令部のフェイスブック記事


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