2016年6月27日(月)
改憲のたくらみこっぱみじんに
兵庫・大阪 小池書記局長訴え
|
日本共産党の小池晃書記局長は26日、兵庫県内と大阪府内で街頭演説し、兵庫選挙区の金田峰生候補と大阪選挙区の、わたなべ結候補の勝利と、比例で大門みきし候補はじめ9人の当選を勝ち取り「野党共闘と日本共産党の勝利で自民、公明、おおさか維新の会に退場の審判を下そう」と熱く訴えました。
兵庫県姫路市・姫路駅前では子育て中の向山桂子さん、神戸市・元町大丸前では保育士の広瀬久梨子さんが党躍進を訴えました。
金田氏は「国民や家族を守るために自衛隊に入った若者を外国の戦場に送りこむ戦争法は一刻も早く廃止したい」と表明しました。
小池氏は「改憲のたくらみをこっぱみじんに打ち砕こう」と力説し、戦争法を廃止し立憲主義を取り戻すための野党共闘への攻撃を繰り返す安倍首相とタッグを組んで改憲を狙うおおさか維新を痛烈に批判しました。
経済問題でも小池氏は、環太平洋連携協定(TPP)について「兵庫県は米どころ、酒どころです。農業を守らずに日本を守ることはできない。兵庫県の共産党の農林漁民部長として運動の先頭に立ってきた金田さんを勝たせてください」と訴えると、大きな拍手がわきました。
|
大阪府では吹田旭通商店街(吹田市)とアリオ八尾前(八尾市)に大勢の聴衆が駆けつけました。
わたなべ候補はアリオ前で、「改憲勢力に大阪の四つの議席を独占させるわけにはいきません。競り勝たせてください」と力を込めました。
わたなべ候補を推薦した生活の党府連の渡辺義彦幹事長・元衆院議員は、「安保法制断固反対。わたなべ結を押し上げてください」と呼びかけました。
大門みきし比例候補は「アベノミクスストップを突きつけよう。比例代表で日本共産党を躍進させ、経済論戦の先頭に立たせてください」と訴えました。
小池氏は、安倍首相が“安保条約や自衛隊で意見が違うのに選挙で協力するのは許せない”と述べていることに対し、「熊本の地震や東日本大震災で大きな役割を果たした自衛隊員を海外での戦争に駆り立てることがあってはならない。この一点で野党は共闘している」と反論しました。
小池氏は、安倍首相がおおさか維新をふくむ改憲勢力で3分の2を占めたいと公言し、おおさか維新も党首討論で安倍首相に改憲を迫ったことをあげて、「自民党の別動隊であるおおさか維新の全国進出を許すわけにいかない。子や孫に戦争への道をとめた選挙だったと振り返ってもらえ、胸をはれる結果を出そう」と呼びかけました。