2016年6月26日(日)
大企業に負担求めよ
テレ朝系番組で宮本徹議員
日本共産党の宮本徹衆院議員は25日、テレビ朝日系番組「朝まで生テレビ」に出演し、参院選の争点である改憲や安倍政権の経済政策について、与野党議員らと激論を交わしました。
安倍晋三首相が成果として訴える雇用の拡大について、宮本氏は「(首相は)有効求人倍率は1を超えたというが実際は(正社員で)0・85にすぎない」と指摘。「自公は増税といえば国民に対する消費税。一方で黒字の大企業には減税。大企業の法人税、所得税は引き上げるべきだ」と強調しました。
改憲に関連して自民党改憲草案に話題が移ると、自民党の田村憲久衆院議員は「これは野党時代につくったたたき台だ。憲法審査会で(与野党で)ご議論いただく」「当然(改憲)発議は今だってやろうと思えばできる」と言い放ちました。
同草案の21条では公益を害することを禁止すると明記している点について、宮本氏は「権力が暴走すれば政府の意向に沿わない発言や集会が規制できるではないか」とただしたのに対し、田村氏は「反社会的に暴力を振るう集団ならそうだが、共産党はやっていますけどね」と事実無根の攻撃をしました。
田村氏が自民党草案内の、国民に憲法尊重義務を課す箇所に意欲を見せたのに対し、宮本氏は「まさに自民党の憲法観が出ている。憲法は本来国民の権利を守るために国家権力をしばるものだ」と厳しく指摘。田村氏も「国家権力をしばるというのは立憲主義の一部ではある」と認めざるを得ませんでした。