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2016年6月22日(水)

高市総務相 900万円余不記載

政党支部 寄付やパー券代金

市民団体指摘

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 高市早苗総務相の政党支部が総額900万円余りの寄付やパーティー券の代金を受け取りながら政治資金収支報告書に記載していないことが21日までに、市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)の指摘でわかりました。

 オンブズマンは5月に、高市氏を政治資金規正法違反(不記載)の疑いで奈良地検に告発しています。

 告発状によると、「自民党奈良県支部連合会」は高市氏の自民党支部に440万円(2012年)、435万円(13年)を「交付金」名目で寄付をしていました。

 ところが、高市氏の政党支部の政治資金収支報告書に、寄付の記載がありませんでした(図参照)。こうした不記載の額は、925万円にのぼります。

 告発状は「寄付金を(支部の収入に)記載しなかっただけでなく、その分の支出についても一切記載していないことになる。不記載の寄付は、支出先や支出内容を公表できない、いわば『闇ガネ』として支出したとしか考えられない」と指摘しています。

 本紙の取材に、高市氏の事務所は「事務担当者の事務的なミス(思い込み)」と文書で回答し、875万円の寄付については収支報告書を訂正したと説明しています。

 オンブズマンの上脇博之共同代表(神戸学院大教授)は「計875万円もの大金が2年連続で『単純ミス』のために不記載になるとは考えづらい。収支のつじつまがあわなくなる。どう考えてもミスではないし、金額からいっても悪質だ」と指摘します。

 また、告発状では自民党の奥野信亮衆院議員についても約327万円の不記載があったとして、告発しています。

図

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