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2016年6月19日(日)

野党共闘と共産党の風 全国で

暴走ノーの審判 チェンジの意思

東京・立川 志位委員長が訴え

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 参院選公示(22日)前の最後の週末となった18日、日本共産党は志位和夫委員長が東京・立川市で演説し、小池晃書記局長が大阪市で関西プレスクラブ主催の各党討論会に臨んだ後に京都市内で演説するなど、党幹部を先頭に、比例予定候補や選挙区予定候補などが野党共闘の勝利と共産党躍進を力強く訴えました。全国の党支部・党員、後援会員が宣伝・対話に全力をあげ、「野党共闘で政治に明るい展望が見えてきた」「今度は共産党しかない」「ぶれない共産党がいい」など、支持の輪の手応えもつかみつつ、活動のスピードをあげる猛奮闘をくり広げました。一方、安倍晋三首相は、新潟県内の遊説で野党共闘に敵意を示す演説を繰り返しました。各地で出所不明の野党共闘攻撃のビラがまかれるなど、緊迫したせめぎ合いとなっています。


写真

(写真)志位和夫委員長が訴える街頭演説=18日、東京都立川市

田村・山添予定候補が訴え

 日本共産党の志位和夫委員長は18日夕、東京・立川駅前の街頭演説で、野党共闘の成功と、比例代表選挙での躍進、山添拓・東京選挙区予定候補の必勝を訴えました。駅前の歩道、階段、デッキには幾重にも人垣ができました。通行人が「すごい人だね」と驚きの声をあげました。「東京では比例で110万票以上獲得し、第1党となり、共産党躍進の波の上に山添拓さんを乗せて必ず国会に押し上げてください」との志位氏の訴えに拍手が湧き上がりました。

 山添予定候補は「弁護士として安倍政治がいかに働くものを苦しめているのかを実感した。『1億総活躍』どころか『1億総ブラック化』をまねく安倍政治を今度の選挙で終わらせよう」と表明。田村智子副委員長(同比例予定候補)は比例代表で党候補「ベストナイン」の勝利を訴えました。

 志位氏は、野党共闘の進展に危機感を募らせた安倍首相が「政策の違うものが選挙協力するのは野合だ」と攻撃していることに言及。「野党は『安保法制廃止、立憲主義を取り戻す』という大義で結束しています。政策の違いを横に置いてでも最優先させる仕事ではないでしょうか」と反論し、「野党共闘は『野合』どころか、日本に民主政治の土台を取り戻す希望です」と力を込めました。

 安保法制と憲法改悪、「アベノミクス」、環太平洋連携協定(TPP)、原発、沖縄の米軍新基地建設―。参院選で「民意に背く『安倍暴走政治』の全体が問われます」と強調した志位氏。「共産党躍進と山添さんの勝利で、『安倍暴走政治』の全体にノーの審判を下し、チェンジの意思を突き付ける選挙にしようではありませんか」と呼びかけ、「そうだ」の声があちこちで響きました。

 最後に志位氏は、野党共闘の前進に果たしてきた日本共産党の“二つの決断”にふれ、「共産党がさらに躍進を勝ち取ることは、野党と市民の共闘を前進させるたしかな力になります」と語りかけました。「国民連合政府」への展望を語り、「共産党の大躍進で新しい政治、新しい政府をつくろうではないですか」と呼びかけると、聴衆から割れんばかりの拍手がおこり、鳴りやみませんでした。


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