2016年6月17日(金)
翁長知事 出席へ
6・19抗議・追悼沖縄県民大会
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沖縄県の翁長雄志知事は16日、県庁で記者会見し、19日に行われる米軍属による女性暴行殺人事件に抗議する県民大会に「参加することの方が多くの県民の期待に応えることになる」と述べ、大会出席を表明しました。
翁長知事は「(被害女性の命を)守れなくてすみませんでした。政治の仕組みがなかなか変わらずごめんなさいと、知事としての申し訳なさがあった」と参加を決断した理由を語りました。
記者団から自民党や公明党が不参加となったことについて問われ、「オール沖縄も、自民党も公明党も近づこうという努力をされた」と指摘しました。
大会決議案に「海兵隊の撤退」が盛り込まれている点についての質問には、建白書の立場と相反するものではないと答えました。
オール沖縄会議共同代表ら会見
同日、大会の主催者であるオール沖縄会議の呉屋守将共同代表らが記者会見をおこない、19日午後2時から被害者追悼、後を絶たない基地被害抗議を目的に、那覇市の奥武(おうの)山(やま)陸上競技場とその周辺施設で開催することを確認しました。
超党派での開催に至らなかった点について、共同代表らは、▽決議(案)にある「海兵隊の撤退」については県議会で全会一致を見た決議の範囲であり、多くの県民が参加できるもの▽党派を超えた実行委員会形式では、準備期間に2、3カ月かかり、できるだけ早い開催をとの意見にこたえるため、オール沖縄会議主催にした―と説明しました。