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2016年6月16日(木)

アベノミクスは破綻

ネット番組 辰巳議員が指摘

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 日本共産党の辰巳孝太郎参院議員は14日夜のテレビ朝日のインターネット番組「アベマプライム」で、消費税増税問題や舛添要一東京都知事の政治資金疑惑などについて各党議員らと議論しました。

 消費税増税再延期について、自民党の村井英樹衆院議員は「アベノミクスによって日本経済に明るい兆しが出てきている」とし、「海外の経済の情勢」などを理由に一時的に延期するものだと説明しました。

 辰巳氏は、消費税の8%への増税で日本経済の6割を占める個人消費は冷え込み、大企業が大もうけすれば「トリクルダウン」で景気がよくなるというアベノミクスが破綻したことが増税再延期の原因だと指摘。社会保障財源を消費税増税に頼る路線から「きっぱり決別すべきだ」と強調しました。

 社会保障財源について、大企業減税が議論になり、おおさか維新の丸山穂高政調副会長は「法人税を上げたら企業は外国に逃げる」と発言。村井氏は「立地競争力」で大企業やお金持ちを引き付けるべきだと述べ、大企業だのみの経済政策を主張しました。

 辰巳氏は「法人税を下げたら内部留保に取り込まれた。“海外に逃げる”というが、タックスヘイブン(租税回避地)に逃げた」と指摘。資本金10億円以上の大企業の法人税実質負担は12%にすぎず、300兆円の内部留保で潤う大企業には、少なくとも中小企業平均の20%を課税すべきだと主張しました。

 舛添氏の疑惑について辰巳氏は、「舛添さんだけの問題なのか。公私混同の原資である政党助成金そのものが問われる」と強調しました。


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