2016年6月16日(木)
6・19沖縄県民大会 事件に抗議、追悼
米海兵隊撤退を決議へ
午後2時から
元米海兵隊員の軍属による女性暴行殺人事件に抗議し、海兵隊の撤退・日米地位協定の改定などを求める沖縄県民大会が19日午後2時から、那覇市・奥武山(おうのやま)公園陸上競技場で開かれます。
主催する「オール沖縄会議」は5万人の参加を目指し、基地あるがゆえに続く事件に対する県民の追悼・抗議の意思を示す考えです。
主催者は翁長雄志知事をはじめ、県内の全首長、国会議員・地方議員や政党・団体や個人に参加を呼びかけます。ただ、自民党は14日、不参加を表明。公明党も不参加の方針です。
大会決議には、5月26日の沖縄県議会決議を踏まえ、(1)在沖米海兵隊の撤退(2)普天間基地の閉鎖・撤去と県内移設の断念(3)日米地位協定の抜本的改定(4)遺族と県民への改めての謝罪と完全な補償―の4点が盛り込まれる見通しです。
採択された決議は、23日の「慰霊の日」に行われる式典に参加する関係閣僚に手渡すか、20日か21日に上京して日米両政府に手渡す方針です。
大会は雨天決行。犠牲になった女性への哀悼の意を示すため、黒い服装か黒いリボンなどの着用を呼びかける考えです。