2016年6月12日(日)
埼玉から比例躍進、伊藤予定候補の必勝を
志位委員長が訴え さいたま市
|
2階デッキと歩道に何重にもびっしりと人垣ができた大宮駅前。「今度の参院選。4野党と市民が力を合わせ32の1人区すべてで勝利しよう。比例代表選挙で日本共産党の大躍進、埼玉選挙区で伊藤岳さん必勝を」と力を込めた志位和夫委員長に、聴衆は「いいぞ」の声と波のような拍手で応えました。
安保法制反対の運動に取り組む24歳の男性が「共産党が参院選で躍進しなければならない」と激励。ママの会@埼玉の辻仁美さんは「私の一票には力があります。命を守る力があります」と訴えました。伊藤岳参院埼玉選挙区予定候補、おくだ智子同比例予定候補がそれぞれ決意を語りました。
志位氏は「日本共産党はこの参議院選挙で二つの目標にチャレンジします」と切り出し、安保法制=戦争法、「北東アジア平和協力構想」、「アベノミクス」、経済に民主主義を確立する「三つのチェンジ」など、選挙戦の争点と公約を縦横に語り、野党と市民の共闘の成功とともに「日本共産党の躍進を必ず勝ち取りたい」と強調。この中で、「比例代表選挙と複数区では『野党は競い合って自公と補完勢力を少数に追い込む』というのが4野党間の確認です。『日本共産党』を支持していただく方を広げに広げ、850万票以上を獲得し、おくだ智子さん(比例候補)をはじめ『ベストナイン』の当選を勝ち取らせてください」と呼びかけました。
参院選挙の日本共産党勝利のカギは―。「比例代表では埼玉で70万票を獲得し、この躍進の大波の上に伊藤さんの魅力をのせ、自公に打ち勝ち、伊藤さんを国会に押し上げてください」と支持を訴えた志位氏に、「共産党」コールと大きな拍手が起こりました。
憲法9条を生かした平和の外交戦略こそ
さいたま市 志位委員長が訴え
日本共産党の志位和夫委員長は11日の大宮駅前での街頭演説で、安倍晋三首相が安保法制=戦争法廃止を求める野党と市民の動きにたいして「日米同盟の絆を壊していいのか」と攻撃していることに触れ、「私は問い返したい。日米同盟のためだったら憲法を壊していいのか。そんな権利は誰にもない」と戦争法強行によって憲法と立憲主義を破壊した安倍首相を厳しく批判しました。
志位氏は、安倍首相が戦争法を強行する際に国会で、「次の選挙で国民の皆さんの判断をあおぐ」と言ったことを指摘し、「だったらみなさん。審判を下そうではありませんか。憲法を破ってとんでもない法律を通した勢力に退場の審判を下そうではありませんか」と呼びかけると、沿道を占めた聴衆から「その通り」の声と大きな拍手が起こりました。
戦争法を廃止して北東アジアの平和と安全をどうやって築くのか―。志位氏は日本共産党が提唱する「北東アジア平和協力構想」を安保法制=戦争法への抜本的対案として紹介。「人類の社会から紛争、もめごとはなくならないかもしれない。しかし、紛争を戦争にしないことは人類の英知でできる。その理想を刻んだのが日本の憲法9条ではないでしょうか」と訴え、「9条を持つ日本こそアジアの平和秩序をつくる先頭に立つべきではないでしょうか。今日本に必要なのは戦争法ではありません。憲法9条を生かした平和の外交戦略こそ必要だということを私は訴えたい」と力を込めました。