2016年6月10日(金)
宮城、福島 統一予定候補必勝訴え
小池書記局長 桜井・ましこ氏と
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日本共産党の小池晃書記局長は9日、参院選1人区の宮城選挙区・桜井充、福島選挙区・ましこ輝彦の両野党統一予定候補=ともに現職・民進党公認=の応援と、日本共産党躍進のために宮城、福島両県を駆け巡り、各野党、市民とともに安倍政権打倒、野党の必勝を訴えました。
仙台市の中心街で開かれた日本共産党街頭演説では、小池氏と桜井予定候補、社民党県連合の岸田清実代表、「オールみやぎの会」の吉田美智子さん、日本共産党の選挙区予定候補から比例にまわった、いわぶち彩子予定候補が並びました。途中から降りだした激しい雨の中で聴衆は最後まで聞き入り、「そうだ」の力強い声援と拍手を送りました。
たくさんの聴衆に「感動です」と述べた桜井予定候補。「小池さんとは参院本会議場で隣の席」「互いに医者」と語り、戦争法廃止への決意を表明。「憲法9条の改正にも真っ向から反対です」と訴えました。
小池氏は「自民党は野党共闘を“理念なき野合”と言うが、自民党には言われたくない。立憲主義回復、安保法制廃止という立派な理念がある」と強調。4野党の共通政策が、格差拡大の是正、沖縄問題や環太平洋連携協定(TPP)などの強権政治に反対、憲法改悪阻止など豊かに広がっていることを紹介し、「市民が求める共闘が野合であるはずがない。これは野合ではありません。希望です」「桜井さんを必ず勝ち抜かせてください」と熱く呼びかけました。
桜井予定候補も野党の一致点を挙げて、「野合と言われる筋合いは全くない」と反論。さらに、「本当にお世話になった(共産党の)いわぶち彩子さんを勝たせてほしい」とエールを送りました。
福島・白河駅前(白河市)では、ましこ予定候補、民進・金子恵美衆院議員、社民党県連合の石名国光常任幹事が勢ぞろい。
ましこ予定候補は「私自身も『安全神話』にどっぷりつかっていました」と述べ、県内原発全基廃炉への決意を表明。「力を結集して安倍政権の暴走、独裁的な政治にストップをかけよう」と訴えました。
小池氏は「原発に依存しない社会、県内全基廃炉を訴えている、ましこさんに、『原発のない福島』の願いを託してほしい」と述べ、「勝つためには野党がそれぞれ力を出し切ることが必要です。心一つに、ましこ輝彦さんを必ず押し上げよう」と訴えました。
福島駅前の日本共産党街頭演説には、戦争法に反対する福島県の若者でつくるDAPPEの佐藤大河さんが、野党共闘の成功とともに「共産党にも躍進してほしい」と願いを託しました。