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2016年6月10日(金)

力あわせ、未来ひらく

共産党が参院選政策発表

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 日本共産党は9日、「力あわせ、未来ひらく――日本共産党 参院選挙政策」を発表しました。志位和夫委員長が党本部で記者会見し、「参院選を、民意にそむく『安倍暴走政治』の全体にノーの審判を下し、チェンジの意思を示していく選挙にしていきたい」と述べました。藤野保史政策委員長が同席しました。

(参院選政策全文)
写真

(写真)参院選政策を発表する志位和夫委員長=9日、党本部

 志位氏は参院選の目標として二つ提起しました。

 一つは、野党と市民の共闘を成功させることです。志位氏は、野党の「共通政策」が豊かに発展してきたことをあげ、「32の1人区すべてで勝利することを軸にしながら、自公とその補完勢力を少数に追い込んでいきたい」と述べました。

 もう一つは、日本共産党の躍進を必ず勝ち取ることです。志位氏は、日本共産党が「安倍暴走政治」と対決し、対案を示し、共同を進める党であると強調。「日本共産党が躍進することは、安倍暴走政治への痛打となり、新しい政治をつくるたしかな力になります」と訴えました。

 そのうえで、日本共産党の重点政策として、(1)安保法制=戦争法廃止、立憲主義の回復、安倍改憲を許さない(2)格差をただし、経済に民主主義を―「税金の集め方」「税金の使い方」「働き方」の「三つのチェンジ」(3)TPP(環太平洋連携協定)に断固反対(4)原発ゼロ・再生可能エネルギー先進国へ(5)沖縄・米軍新基地建設押し付けの中止(6)女性の尊厳、人権の保障、自由と民主主義を発展させる(7)災害から国民の生命と財産を守る―を太く押し出しました。

 このなかで、憲法9条に立った平和の外交戦略を提唱。戦争法への「平和的対案」として、「北東アジア平和協力構想」を示しています。

 「消費税にたよらない別の道」―日本共産党の財源提案として(1)「能力に応じた負担」の原則をつらぬく税制改革(2)国民の所得を増やす経済改革―で計40兆円の財源確保策を掲げています。

 さらに、日本共産党の値打ちを、(1)安倍政権の暴走に対決し、展望を示す(2)国民の共同の力で政治を変える(3)責任ある政権構想=「国民連合政府」を提唱―の3点から明らかにしました。

 志位氏は「野党と市民が結束すれば、安倍政権を倒し、現実に政治を変える道が開ける―この希望を大いに語っていきたい」と訴えました。

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