2016年6月7日(火)
辺野古新基地反対、県民の民意は明らか
沖縄県議選結果 小池書記局長が会見
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日本共産党の小池晃書記局長は6日、国会内で記者会見し、5日に投開票された沖縄県議選の結果について述べました。
小池氏は、日本共産党が現有5議席から6議席に躍進を果たし、翁長県政を支える与党が過半数を占める27議席を獲得して圧勝したとして、「辺野古の新基地建設反対、普天間基地の閉鎖・撤去、基地のない平和な沖縄を願う県民の民意が明確に示された」と強調。「翁長知事が大勝利とおっしゃっている通りの結果です」「支援していただいた沖縄と全国のみなさんに感謝します」と述べました。
その上で小池氏は、引き続き、参院沖縄選挙区でのイハ洋一候補の勝利と日本共産党の躍進にむけて奮闘する決意を表明しました。
沖縄県議選では辺野古に米軍新基地を押しつける自民党は、議席増を狙って19人の候補者を擁立しましたが、14議席にとどまりました。
小池氏は、「元海兵隊員による許しがたい犯罪が起こるもとで、沖縄で深い変化が起きていることを示す選挙結果だ」と述べ、琉球新報と沖縄テレビの合同世論調査を紹介。沖縄県内の全基地撤去を求める声が43%、米軍辺野古新基地建設反対が安倍政権発足以降の調査で最も高い84%、さらに日米安保条約についても、「平和友好条約に改めるべき」「破棄すべき」があわせて6割を超え、「現行安保条約を維持」は12%どまりと、県民の世論が激動していると指摘しました。
その上で、「安倍政権と自民党はこの選挙の結果を重く受け止めるべきだ」とし、「『普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念』の『オール沖縄』の建白書実現をめざすたたかいをさらに前にすすめたい」と表明しました。
菅氏の「辺野古変わらず」発言
小池氏「断固糾弾する」
日本共産党の小池晃書記局長は6日、沖縄県議選の結果について述べた記者会見のなかで、同日、菅義偉官房長官が「辺野古移設が唯一の解決策という考え方に変わりはない」と発言したことに対し、「翁長県政の与党を大勝させた民意の重さをまったくわきまえないものだ」と厳しく批判しました。小池氏は「沖縄では海兵隊の撤退、全基地撤去ということが多数になりつつあり、辺野古新基地建設など言語道断、論外だということは明らかな民意だ。民主主義の政府が口にすることではない。断固糾弾する」と述べました。