2016年6月6日(月)
新しい政治 市民がつくる
市民連合が全国意見交流会
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「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」は4日夜、東京都内で全国市民意見交流会を開き、市民が参院選にどうかかわっていくかをめぐって経験や意見を出し合いました。
「安全保障関連法に反対する学者の会」の山口二郎法政大教授は、市民連合の取り組みの経過と今後の方針を報告しました。32ある参院選1人区のすべてで野党統一候補が実現したことに触れ、「野党は共闘、野党はがんばれ、と声を上げ続けた市民の力が野党の背中を押した。しかし野党結集は第一歩にすぎない。市民の運動が政党と結びついて、勝つ選挙をやりたい。そのためにあらゆる努力をする」と強調しました。
衆院北海道5区補選を野党統一候補としてたたかった池田真紀さんが経験を報告。「(結集した)市民の力をもう一歩外に向かって広げていくこと。政党とは、協働型で一緒に汗をかいていくことが重要」と語りました。
シールズの山本雅昭さんが、選挙の光景を変えるとして、「市民参加型の選挙」を提案。市民と政党がそれぞれの強みを生かしながら、一緒に行動するための工夫を紹介しました。
長野、徳島・高知、栃木の各選挙区の代表がそれぞれの活動を報告。会場の参加者からも「立憲主義回復、安保法制反対以外の争点も大事だ」「複数区でどう活動していくか。自公には入れないでねという運動でいいのか」「電話かけをすると地域の情勢がわかる」「動画の活用を積極的にすすめたい」などの発言がありました。