2016年6月4日(土)
全国で「アベ政治許さない」
国会正門前 “野党共闘に期待”
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「アベ政治を許さない」ポスターを一斉に掲げる行動が3日午後1時、全国各地で取り組まれました。通常国会が1日に閉会した直後の行動となり、東京都千代田区の国会正門前には約60人が集まりました。
出張のついでに立ち寄ったという大阪府堺市の会社員の男性(45)は、「立憲主義を無視して、戦争法制を成立させた安倍政権が許せない」と言います。参院選32の1人区全てで野党統一候補が実現したことについて「期待して、応援しています。数の力で自由にやっていたら、国民は黙っていないと意思表示したい」と述べました。
埼玉県伊奈町の男性(65)も、「よく市民の声に応えてくれた」と野党共闘を評価しました。「自分の行動や情報発信が無党派層の人たちに届き、野党への支持が広がるように活動を続けたい」と意気込みます。
一斉行動は、作家の澤地久枝さんが呼びかけたもの。澤地さん、作家の渡辺一枝さんらが駆けつけました。
あいさつした澤地さんは、「今の政治のひどさは、私が生きてきた中で、最悪の事態。自民党と公明党を政権から引きずり降ろさなければならない」と話しました。毎月3日にポスターを掲げ続けるとした上で、「早くこれが“よかったね”という勝利のメッセージになったらどんなにいいか」と語ると、大きな拍手が起きました。