2016年6月2日(木)
日本共産党議員団総会での志位委員長のあいさつ
１日に国会内で開かれた日本共産党の国会議員団総会で、志位和夫委員長が行ったあいさつは次の通りです。
３２の参院１人区すべてで野党統一候補実現――自公打ち倒し勝利をかちとろう
 （写真）あいさつする志位和夫委員長＝１日、国会内 |
まず、国会閉会にあたりまして、この国会での衆参両院のわが議員団のみなさんの大奮闘に心からの敬意を申し上げたいと思います。（大きな拍手）
いよいよ参議院選挙です。野党共闘の成功、日本共産党の躍進という二大目標を必ずやりとげる決意を、まず最初に固めあいたいと思います。（「よし」の声、拍手）
野党共闘という点では、昨日、佐賀県で野党統一候補が実現し、全国３２の（改選）１人区のすべてで野党統一候補が実現することとなりました（「よし」の声、拍手）。予想を超える画期的な出来事だと思います。
同時に、勝利することは容易ではありません。野党が本気になって心一つに結束し、広く市民の方々と力をあわせ、知恵と力を尽くして、頑張り抜いてこそ勝利をつかむことができます。
そして勝利のためには、野党の「共通政策」を豊かにしていくことが急務です。この国会では、４野党共同で１５本もの議員立法を提出しました。「安保法制廃止」「社会保障」「子育て」「雇用」「被災者支援」「男女平等」「ＬＧＢＴ」など国政の各分野に及んでおります。わが党としては、これらをまず「共通政策」として確認することから始めてはどうかと考えます。
３２のすべての１人区で自公を打ち負かして、すべてで勝利するために全力をあげようではありませんか。（「そうだ」の声、拍手）
日本共産党躍進必ず―安倍政権の批判とともに党ならではの対案、値打ちを語ろう
同時に、日本共産党の躍進を必ず勝ちとらなければなりません。
昨日、私は、安倍内閣不信任案の賛成討論で、安倍政権の「五つの大罪」として、日本共産党として安倍政権に対決していく太い柱を提起しました。安保法制＝戦争法、「アベノミクス」、ＴＰＰ、原発、そして沖縄です。
不信任案の賛成討論という性格ですので、安倍政権に対する批判が中心となりましたが、選挙戦では、批判と一体に、わが党の対案を豊かに語っていくことが大切です。その基本は、すでに５中総決定で明らかにしています。「格差をただし、経済に民主主義を確立する『三つの改革』」、「北東アジア平和協力構想」をはじめ「憲法９条を生かした平和外交」の提案などです。わが党の対案については、参議院選挙政策でさらに突っ込んで明らかにしていきたいと思います。
批判とともに、わが党ならではの対案を語る、さらにわが党ならではの値打ちを語り抜く。この姿勢を最後まで貫いて躍進を必ず果たそうではありませんか。（拍手）
かつてない比例候補の擁立――８５０万票以上、「ベスト９」の全員当選を
選挙戦では、「比例を軸」に、全国で８５０万票以上を獲得し、「ベスト９」の全員の当選のために頑張り抜きたいと思います。
比例代表のわが党の予定候補者は、「ベスト９」にくわえて、選挙区から比例代表にまわった３０人、あわせて現在のところ３９人になります（「おお」の声）。さらに追加があると思います。これだけの比例の候補者を擁立するということは、わが党の歴史でも初めてのことですし、他党と比べてもわが党の比例代表の擁立数はダントツ、１位だと思います。かつてない分厚い態勢で、比例代表選挙をたたかえることになります。
３９人全体が先頭に立っていただいて、そして全党が力をあわせて、８５０万票以上、「ベスト９」の勝利のために頑張り抜きたいと思います。市田忠義さん、田村智子さん、大門みきしさん、ぜひたくさんの新しい仲間をつれて新しい国会に必ず戻ってきていただきたい。みんなで頑張りたいと思います。（拍手）
複数区――共産党躍進の大波のうえに候補者の魅力を押し出す
（改選）定数２～６の１３都道府県の選挙区では、そのすべてで必勝をめざします。野党各党は、それぞれが独自に頑張り、競い合って、自公とその補完勢力に打ち勝つ。この立場で複数区では奮闘したいと思います。
私も各県にうかがいましたが、どの候補者も素晴らしい力と魅力をもっています。同時に、激戦を勝ち抜くカギは、「比例を軸」に日本共産党躍進の大波をつくりだし、その大波のうえに候補者の魅力を大いに押し出していくことにあります。
全国まわりますと、皆さんも感じておられると思いますが、日本共産党に対する大きな新しい期待が広がっています。沸き立つような活気を感じます。そして市民とともにたたかう選挙戦になっていると思います。
同時に、お互いに肝に銘じたいのは、やるべきことをやってこそ勝利をつかむことができるということです。比例代表でも、選挙区でも、文字通りやるべきことを残る４０日間にやりきって、日本共産党の大躍進を必ず果たそうではありませんか。（「よし」の声、拍手）
比例代表はもちろん、４５の選挙区もどこでも必勝区――こんなにやりがいのある選挙はない
最後に、今回の選挙はこれまでにない新しい特徴があります。それは、比例代表が、全国どこでも必勝区ということはもちろんですが、４５の選挙区も全国どこでも必勝区だということです。
１３の複数区では日本共産党の必勝、３２の１人区では野党統一候補の必勝、選挙区も全国どこでも必勝区となります。比例代表も選挙区も、４７都道府県、全国どこでも必勝区、こんなにやりがいのある選挙はないではありませんか。（「そうだ」の声、拍手）
国会議員団が、全国のみなさんと心を一つにして、勝利と躍進の先頭にたつことを誓い合って、閉会にあたってのあいさつとします。頑張りましょう。（「よし」「頑張ろう」の声、大きな拍手）
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