「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年6月2日(木)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 「想定外」という言葉がはやり始めたのはいつ頃だろうか。2005年の流行語大賞ですが、新聞ではそれ以前の阪神・淡路大震災のときからたびたび使うようになりました。最近は日常会話でも聞かれます▼「うれしい想定外です」。32ある参院選1人区のすべてで野党統一候補の見通しがたったとき、日本共産党の志位委員長は感慨深げに語りました。戦争法の強行直後に国民連合政府を提案、野党の選挙協力を自身が呼びかけてから8カ月余。ここまで前進できるとは想像していなかったと▼たしかに一本化の道のりは困難でした。他党にある共産党アレルギーも壁になりました。それを乗り越えたのは、調整に努めた各選挙区の関係者とともに、共闘を願う市民の声でした▼統一候補の中には無所属や民進党公認とともに、香川では共産党の公認候補も。こんな日が来るとは―。長い間、共産党が除かれてきただけに多くの実感でしょう▼全国各地で脱原発のデモがわき起こったのは5年前の今頃でした。このままではいけないと立ち上がった一人ひとりの市民。それは秘密保護法や戦争法反対のうねりへとつづき、自分たちの思いを政治にぶつけることは、いまや当たり前の光景になりました▼政治の変化を求める新しく豊かな市民運動がつつむ列島。野党の共闘も選挙協力にとどまらず、政策面でも大きく前進しています。さあ参院選の投票日まであと40日。こんどは安倍政権打倒を「想定内」にするため、手を携え力を尽くすときです。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって