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2016年6月1日(水)

4月消費支出 0.4%減

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 総務省が31日発表した4月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は29万8520円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0・4%減少しました。2カ月連続のマイナス。アベノミクス(安倍晋三政権の経済政策)の消費税増税(2014年4月)による消費不況からいまだに脱していないことが統計上も明らかになりました。

 うるう年の効果でプラスに転じた2月の特殊要因を考慮すると、実態として8カ月連続の減少となります。消費支出は、2014年4月の消費税率8%への引き上げ以降、マイナス傾向が続いており、総務省は消費の基調について「弱い動きがみられる」との見方を維持しました。

 項目別では住宅リフォームなどの住居が11・5%、被服・履物が10・4%、家具・家事用品が5・7%それぞれ減少しました。自動車購入を含む交通・通信は、軽自動車の販売が不振で3・4%減。三菱自動車による燃費不正問題も影響した可能性があります。

 食料は外食などが伸びて1・6%増。大学授業料などの教育は22・4%の大幅増でした。

 勤労者世帯の実収入は1世帯当たり48万98円と、実質で1・0%増加し、2カ月連続でプラスとなりました。


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