2016年5月31日(火)
「オール沖縄」で県議選勝利へ
翁長知事、カヨウ候補応援
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沖縄県の翁長雄志知事は30日、県議選(6月5日投票)で日本共産党のカヨウ宗儀候補を押し上げようと応援に駆け付け、選挙カーから「基地問題や経済発展、子どもの貧困に『オール沖縄』で取り組んでいくためにも、カヨウさんに力を」と訴えて沖縄市内を回りました。
後方のデッキにカヨウ候補と並んでマイクを握った翁長知事は、辺野古新基地建設ストップなど実現していく上で「『オール沖縄』、保革を乗り越え県民が心を一つにしなければならない」と強調。「保守を代表する私ですが、カヨウさんは共産党で一番、大きく沖縄の気持ちを代弁している。新基地建設反対、オスプレイ配備撤回へ力を合わせていきたい」と述べ、必勝を呼びかけました。
カヨウ候補は「翁長知事は辺野古に新基地は造らせないと、どんなに攻撃されてもブレずに頑張っている。ぜひ議会に送っていただき、知事と一緒に頑張らせてほしい」と力を込めました。
選挙カーの行く先々で、ベランダに出て声援を送る人など激励が寄せられました。妻と2人で車から降りて手を振っていた男性(68)は「沖縄が大変な時に立ってくれた翁長知事を心から応援しています。公約を破った自民党の裏切りを許さず、『オール沖縄』が勝利するためにもカヨウさんに頑張ってほしい」と話していました。
県政支える とぐち候補
沖縄県の翁長雄志知事は29日、県議選をたたかっている日本共産党の、とぐち修候補(那覇市・南部離島区)の個人演説会に駆け付け、「とぐち修議員なくして翁長県政なしということになっております。ぜひとも当選させていただきたい」と応援演説しました。
翁長知事は、3年前の前知事による辺野古埋め立て承認を機に、オール沖縄をつくろうと行動を起こしたときに共産党から、とぐち議員が間に入って、話し合い、まとめていった経緯を紹介。
「大きな視野で沖縄県民の心を一つにして、基地問題、厳しいですが日米という大きな壁をどうやっていくか、みんなで力を合わせてやろう。それぞれ政党・会派の使命、価値観を信じながらもこういう一点において一緒にやりましょうよという一番の立役者が、とぐち議員」と評価しました。
翁長知事は、今、日本共産党が全国で野党共闘を進める役割を果たしていることに触れ、「その先駆けをこの沖縄がやったのではないか」と述べつつ、沖縄が辺野古新基地を止めることができれば、「沖縄が変わるだけじゃなくて、日本の政治が変わる」と強調し、そのためにも「とぐち修県議を必ず当選させて、翁長県政の支えにさせていただきたい」と訴えました。