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2016年5月30日(月)

山陰から政治変えよう

福島鳥取・島根統一予定候補必勝へ 山下・枝野氏ら街宣

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(写真)聴衆の声援にこたえる(左から)西郷南海子さん、社民・山本誉島根県連副代表、福島浩彦鳥取・島根選挙区予定候補、民進・枝野幸男幹事長、共産・山下芳生副委員長=29日、松江市

 合区となり1議席を争う参院選鳥取・島根選挙区で、福島浩彦・野党統一候補(住民目線の会共同代表)の勝利をめざして、両県で29日、日本共産党の山下芳生副委員長や民進党の枝野幸男幹事長ら各野党、市民の代表が共同街頭演説を行いました。雨の中、両県の会場では熱心に聞き入る聴衆や足を止める通行人が続々。弁士から「歴史的な演説会だ」と語られ、福島予定候補と野党、市民の代表が手をつなぎ大きく掲げると、力強い拍手が鳴り響きました。

 昨年からの書記局長・幹事長会談で、野党共闘の前進に尽力してきた山下、枝野両氏。山下氏は「野党が心をひとつにできたのは、『安保法制反対』『野党は共闘』と声をあげ続けた国民、市民の世論と運動があったからです」と力を込め、枝野氏も「『できうるかぎり』(の協力)の範囲がこんなに大きくなるとは思わなかった。多くの市民、国民の後押しの力です」と強調。「何としても勝つために他の野党のみなさんと一緒にできることは何でもやる。できないことにも挑戦する」(山下氏)、「本当の保守は平和を愛し、互いに支え合う。自分が保守だと思っている人を福島さんの応援団にしよう」(枝野氏)と福島予定候補の勝利へ意気投合しました。

 福島予定候補は、戦争法について「自衛隊が海外で実際に銃弾を撃ち、殺したり殺されたりすることが現実になる」と告発し、「平和国家の道をともに歩もう」「山陰から政治を変えよう」と決意表明しました。

 松江テルサ(勤労者総合福祉センター)前では、山下、枝野両氏と社民党県連の山本誉(ほまる)副代表、安保関連法に反対するママの会発起人の西郷南海子さんが応援演説しました。

 「歴史的な演説会だ」と強調したのは社民・山本氏。「島根県民は大いに誇りにしてほしい」「(戦争法は)絶対に実行させてはならない。市民が力を合わせ、政党が一緒になって頑張れば絶対に政治は変えられる」と力を込めました。

 山下氏は、「福島さんは安保法制=戦争法の廃止、立憲主義・民主主義の回復、安倍政権打倒を柱に据えている」と紹介。「『若者を戦争に送るな』『平和外交こそ一番』という願いを福島さんに託してください」と力いっぱい呼びかけました。

 さらに山下氏は、4野党党首会談(19日)で来年4月からの消費税10%への引き上げ反対で一致し、安倍晋三首相も増税延期の考えを示したことをあげ、「野党共闘の威力は抜群だ」と強調。大企業・富裕層による課税逃れ問題にふれて「不公平税制を改革し、税金の集め方と使い方を民主的に変えよう。各党が一致できるよう引き続き頑張る」と訴えました。枝野氏は「(ハードルを)何とか乗り越えて、安倍政権を倒すために頑張っていく」と表明。両氏に聴衆は「がんばろう」の声と大きな拍手を送りました。

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(写真)訴える(左から)新社会・栗原前委員長、福島浩彦鳥取・島根選挙区予定候補、安保関連法に反対するママの会・西郷さん、共産・山下副委員長、民進・枝野幹事長、浜田妙子県議、社民・知久馬元衆院議員=29日、鳥取県米子市

 鳥取・米子市文化ホール前の広場では、社民党県連合の知久馬二三子(ちくま・ふみこ)代表、新社会党の栗原君子元参院議員も並んで演説。雨が強まる中、最後まで聴衆の色とりどりの傘が広場を埋めました。西郷さんは、沖縄の女性遺体遺棄事件を告発し、辺野古米軍新基地建設について「沖縄の人たちの宝物、辺野古の海は、私たちにとっても宝物でもあるはず」「次の選挙は命の現場からの思いを形にしてくれる人を国会へ送ろう」と語りました。

 米子市の男性(33)は「今までバラバラだった野党が力をあわせていて感動した。本当に政治を変えたいという意思を持った人がこれだけ多く集まったことにも感動した。私も福島さんを応援して頑張る」と語りました。


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