2016年5月29日(日)
核兵器廃絶 「具体的努力強めて」
オバマ氏広島訪問 国連事務総長歓迎
【ワシントン=島田峰隆】ファルハン・ハク国連事務総長副報道官は27日、国連本部での記者会見で、潘基文(パンギムン)事務総長がオバマ米大統領の広島訪問を歓迎し、「オバマ氏の訪問によって核兵器のない世界に向けた新しく具体的な核兵器削減の努力が強まることを望んでいる」と語りました。
同副報道官は、潘事務総長が2010年に現職の事務総長として初めて広島を訪れたことに触れ、「世界の指導者が核兵器使用の結果を目にすることが、世界のあらゆる場所で核兵器をなくす努力を強めることになる」と指摘しました。
また「国連は、包括的核実験禁止条約(CTBT)への参加呼び掛けを含めて核不拡散に向けたいっそうの措置を求めてきた。すべての加盟国に対し、核不拡散条約(NPT)の実践を希望する」と述べました。