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2016年5月27日(金)

農地法などの特例盛る

国家戦略特区法改定案が可決

参院内閣委員会 山下氏反対討論

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 参院内閣委員会は26日、農地法、道路運送法などの特例や新たな規制緩和を盛り込んだ国家戦略特区法改定案を採決し、自民、公明、おおさか維新などの賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。

 日本共産党の山下芳生議員は討論で、改定案に対し▽企業による農地所有を認めれば、耕作者の地位の安定を否定し、農地制度を根幹から覆す▽自家用有償旅客運送制度の拡充はライドシェア(白タク行為)推進者の要求に応えるもの▽革新的医療機器の迅速な開発を優先すれば安全性がおろそかになる▽外国人観光客の来日促進には、出入国手続きの民間委託化の拡大ではなく職員の大幅増員による体制整備で対応すべき―と指摘。「子どもの安全や発達にかかわる基準も“特区”を利用して緩和するなどあってはならない」と述べて反対しました。


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