2016年5月26日(木)
経済行き詰まらせる
田村智子議員反対 14年度決算可決
参院本会議
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2014年度決算が25日の参院本会議で自民・公明両党などの賛成で可決されました。日本共産党と民進党などが反対しました。
反対討論に立った日本共産党の田村智子議員は、社会保障抑制と消費税8%への増税で「日本経済も国民生活も行き詰まらせた政策の結果である本決算は認められない」と強調。いまや法人税減税の恩恵を受けてきた大企業の課税逃れまで問題になっているとして、「なすべきは富裕層・大企業に応分の負担を求める税制改革だ」と10%への消費税増税の断念を求めました。
14年度は決算ベースで軍事費が初めて5兆円を突破したと告発。沖縄の元米海兵隊員による女性遺体遺棄事件について「1995年の少女暴行事件のころに生まれた子が20年後に同じ苦しみを受け、命を奪われてしまった」「政府は何をしてきたのか」と米軍基地撤去で悲劇の根を断つよう求めました。
さらに、民主党政権時の5兆円台から、14年度決算で7・4兆円に増えた公共事業費、高校授業料無償化の後退、給付制奨学金の棚上げなどを告発し、逆立ち予算の決算を是認することは到底できないと強調しました。