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2016年5月23日(月)

全国革新懇35周年記念レセプション

統一戦線の推進力に

菅原さん・福山さんら激励

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 全国革新懇は21日、結成35周年記念レセプションを東京都内で開き、結成参加者をはじめ各界の多彩な人が出席しました。


写真

(写真)全国革新懇結成35周年記念レセプション。あいさつするのは不破前議長=21日、東京都内

不破前議長・志位委員長あいさつ

 「辺野古基金」共同代表の菅原文子さんは「戦争する国ではなく人間を大事にする国にしたい。それが政治の要諦です」と話し、「いまの安倍さんに歯止めをかけるために野党連合を応援している」と期待を込めました。

 「清水の舞台から飛び降りるつもりできました」と笑わせたのは平和フォーラム代表の福山真劫(しんごう)さん。「安倍政権の暴走を止めるために運動と立場の違いを超えて連携・連帯することです。共産党の英断で野党共闘が実現し、安倍政権打倒の展望が見えてきました。革新懇の皆さんと連携を強化して頑張っていきたい」と表明しました。

歴史的な転換点

 日本共産党の不破哲三前議長は「革新懇の結成は日本の統一戦線運動の歴史的な転換点だったと、つくづく実感しています」と切り出しました。

 それまでの統一戦線運動が社共両党の共闘を軸としてきた歴史だったことを振り返り、日本共産党排除の「社公合意」(1980年)で支配層は「統一戦線運動にとどめをさした」と考えたに違いないと指摘。しかし翌81年、革新懇が共産党と無党派の方々との協力を軸に平和と民主主義、革新の政治をめざすすべての勢力の結集体として結成され、「“国民の要求あるところ運動あり、共闘の願いあるところ革新懇あり”と全国に広がっていった」と指摘しました。

 不破氏は「量的な変化が質的な変化に転換する。これは変化の大法則です。それが実現したのが今なのです」と強調。戦争法廃止・安倍政権打倒をめざす国民・市民の運動について、「三十数年、国政の上で体制化してきた『共産党を除く』という壁を打ち壊して野党共闘を実現し、新しい局面を切り開いた。統一戦線運動の新しい時代に入りつつあります。革新懇が確固とした展望をもった統一戦線運動の推進力として、新しい役割を果たすことを心から願っています」と述べました。

 結成時に世話人を務めた作家の小中陽太郎さんは、自由な議論を保障する日本共産党の宮本顕治委員長(当時)の姿勢に感動したエピソードを紹介し、「1人の人間が誕生したことで創造が始まるように、革新懇が始まって成長し、いままた新たな革新統一戦線の時代が始まろうとしている」と激励しました。

草の根の奮闘で

 志位和夫委員長は、革新懇が35年前に出発して草の根で奮闘してきたことが各分野の「一点共闘」として実り、それが「オール沖縄」の選挙戦連勝や、2015年の戦争法案に反対する野党と市民の共同をつくりだし、それがさらに今日の野党共闘をつくっていることを強調しました。

 志位氏は「革新懇に参加しているのは日本共産党だけですが、革新懇が支えているのは野党4党と市民の共闘です。新しい政党の共闘関係が一歩ではあるけれど始まっていると思います」と指摘。「革新懇がずっと頑張ってきたことが実を結びつつあると思います。これを日本の政治を変える本格的な統一戦線に発展させて、国民の手で新しい政府をつくるために、ご一緒にたたかいましょう」と述べました。


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