2016年5月21日(土)
1人区県委員長・候補者会議開く
比例を伸ばす巨大な“のびしろ”がある
小池書記局長が問題提起
日本共産党は20日、党本部で参院選の1人区県委員長・候補者会議を開きました。小池晃書記局長が問題提起を行い、参加者は1人区での野党勝利、比例での党躍進をやり遂げる決意と経験を交流しました。
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小池氏は「参院選では32全ての1人区で野党統一候補の実現が見えてきた」と述べるとともに、自公対野党プラス市民という対決構図が明らかになり「政治は変えられる」という希望が見え始めたと指摘。統一候補実現のため、共産党が候補者を降ろす決断をしたことに「共産党はすごい」「見直した」「比例は共産党に入れる」などの声が演説会や街頭宣伝、対話支持拡大の中で次々寄せられていることを報告しました。
「第5回中央委員会総会(4月10、11両日)で明らかにした国民の変化はいよいよ広がり、いつになく躍進の条件がつくられている」と強調した小池氏は(1)野党共闘のために真剣かつ誠実に努力する党への見方が大きく変わっている(2)選挙区では過半数を取りに行く選挙になる―この空前の条件の下で1人区は比例で伸ばす巨大な“のびしろ”を持っていると語りました。その上で「躍進の可能性に確信を持ち、わが党の活動の到達点とのギャップを一気に埋めていく」「比例で850万票、15%以上の得票、比例候補ベストナインの当選に責任を負うことを自覚し、1人区が全党のけん引車の役割を果たす」ことを呼びかけました。
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小池氏は「比例を軸に」を貫く上で、経済政策や原発など党の独自政策とともに三つの党の値打ちを訴えることが重要だと指摘。加えて(1)「誠実に」野党共闘の勝利に力を尽くす(2)今生まれている条件を「貪欲に」比例の党支持に結実させる―「二つの姿勢」を提起しました。
小池氏は、選挙区から比例に回った候補の役割について「これまで選挙区候補として回ってきた蓄積を持っている。『野党共闘のため比例に回った』と有権者から感謝され、高い評価を受けている」と強調。「比例候補が開拓者、野党共闘のシンボルとして、比例に回った決意をズバッと訴え、党の値打ちを押し出し、『選挙区は野党統一候補へ、比例は日本共産党へ』と胸を張って呼びかけ、党の風を吹かせる先頭に立とう」と呼びかけました。
参加者は、街頭宣伝や演説会で野党統一候補擁立を知らせると「よくやった」「比例は共産党に入れる」など、今までにない反応が返ってくると、こもごも報告しました。