2016年5月17日(火)
復興へ補正予算案可決
衆院委で全会一致 高橋氏が賛成討論
|
熊本地震の災害復旧費などを盛り込んだ2016年度補正予算案が16日、衆院予算委員会で全会一致で可決され、日本共産党からは高橋千鶴子議員が賛成討論を行いました。
高橋氏は賛成理由として、当面急がれる災害復旧等経費に充当し、仮設住宅や被災者生活再建支援金など求められる支援に関して、見込まれる量を限定せず一定の幅を持たせていることなどをあげました。
その上で「地震対策・被災者支援にとって最大の壁は、被害の実態がつかみ切れていないことだ」と強調。「経験のある応援職員の派遣、早急な実態把握、かつ円滑に進むよう国のイニシアチブを」と求めました。
さらに高橋氏は、過去の大震災で拡充されてきた特例措置を今回の地震でも早急に具体化することや、自治体に裁量をゆだねる使い道自由の基金の創設を求めました。また被災者生活再建支援法が2007年改正の後、改正が行われていないとして、早期に行うよう迫りました。
高橋氏は、避難所の環境改善、被災者が取り急ぎで賃貸住宅などを選択した場合に2次避難所と位置付け、住み替えも可能とすることを要求。物資の偏りや衛生状態といった課題の一刻も早い解決を求め、「住まい、暮らし、仕事と生業(なりわい)が確保・再建され、一日も早く日常を取り戻すことができるよう全力をつくす」と表明しました。