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2016年5月16日(月)

非赤枯性溝腐病が拡大

斉藤氏に農水相「被害調査行う」

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 日本共産党の斉藤和子議員は10日の衆院農水委員会で非赤枯性溝腐病(ひあかがれせいみぞぐされびょう)について、千葉県のサンブスギ特有の病気としてきた国に対し「千葉や森林に限定した病気ではなく、全国各地や果樹にも広がっている深刻な問題。国が本格的な対策や調査をすべきだ」と求めました。

 森山裕農水相は「国として被害状況調査に取り組む」「林業・農業の分野を超え連携した取り組みをしっかり行う」と述べ、積極姿勢を示しました。

 スギの幹に縦長の溝が形成され腐朽が進む同病の感染は、1996年の県の調査でサンブスギ林7743haの半分以上、現在は95%ともいわれます。斉藤氏は、サンブスギの苗木が大量に各地に流通した歴史や、千葉県農林総研研報で2014年、同病の原因菌チャアナタケモドキが「サンブスギや千葉県に限定したものではない」と発表されたことを示しました。

 今井敏林野庁長官は「ご指摘の通り平成24年に京都でも発生した。引き続き調査する」と拡大を初めて認め、継続調査を約束しました。


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