2016年5月16日(月)
子どもの平和な未来守る
全保連集い 「憲法改悪許さない」
子どもたちの権利や平和な未来を守るために行動しようと、全国保育団体連絡会(全保連)が15日、東京都内で集いを開催し、保育士や保護者が戦争法廃止に向けての運動などを交流しました。
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全保連の石川幸枝副会長は、「保育士になって50年、こんなにも子どもたちの生活が脅かされる時代はなかった。子どもたちのために、戦争法や憲法改悪は許さないという世論を高めてきましょう」と呼びかけました。
「明日の自由を守る若手弁護士の会」の竪十萌子(たて・ともこ)さんが「憲法と子どもの未来」と題して講演。大日本帝国憲法と現憲法との違いや「法の下の平等」など憲法の重要条文を参加者に問いかけながら紹介しました。「不断の努力」で憲法を守るのは国民だと強調し、「自分にもできる行動を通して多くの人に憲法の内容や今の政治の危険性を知らせる努力をしてほしい」と話しました。
「安保関連法に反対するママの会」の町田ひろみさんは、ママの会の多彩な活動を紹介。戦争法も保育問題も根っこは同じだと指摘し、「人の命を大切にする政治にするために行動し続けたい」と話しました。
各地の代表が運動を紹介。「法人研修で平和絵本を作る取り組みをした」(広島)、「保育士や保護者を招いた憲法カフェが好評で署名も広がっている」(群馬)などの発言がありました。