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2016年5月16日(月)

きょうの潮流

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 いきなり、あなたは主権者、選挙に行ってといわれても…。先日、NHKの番組で10代の青年が戸惑っていました。18歳選挙権が現実となった今、多くの若者が同様の不安を感じています▼番組では18、19歳を対象にした世論調査を紹介。6割が投票に行くと答えながら、半数近くが戸惑いや不安を抱えていました。選挙制度だけが変わって周りの環境が追い付いていない状況を表しています▼きのうの若者憲法集会に集まった高校生たちも共通の悩みを口にしていました。もっとこうしてほしいという思いはみんなあるのに、それを話題にできないもどかしさ。この集会に参加して政治や憲法について同世代で話し合えて勇気がもてたと▼ドイツやノルウェーなどでは小学生の頃から学校で政治を学びます。現実の社会問題を題材にして各党の考え方も。しかし、若者から政治を遠ざけてきた日本は、いまだに高校生の政治活動を抑えつけています▼前回の衆院選では20代の投票率が3割ほどと一番低く、最も高かった60代の半分にも達しませんでした。ドイツでは20代の6割が選挙に足を運んでいるのに。進学や就職、結婚や子育て、老後の生活まで。今の日本で若い世代の苦悩や心配は尽きません▼そんな現状に声をあげようと、主権者として立ち上がる若者たちも多い。平和がつづく、やりたいことができる、みんなが望みをいえる、普通に暮らせる―。集会で一人ひとりの高校生が手に掲げた自分のめざす社会。その願いを、一票に込めて。


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