2016年5月15日(日)
鹿児島で候補者一本化
3野党・3市民団体 必勝へ全力
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鹿児島の日本共産党、民進党、社民党の3党と、「安保法制を許さない共同候補をたてる鹿児島の会」「安保関連法に反対するママの会@鹿児島」「ミナセンあいら」の3市民団体は14日、参院選鹿児島選挙区(改選数1)で、安保法制廃止などを共通の目標とする無所属候補として、連合鹿児島事務局長の下町和三氏を決定しました。
下町予定候補と、3市民団体は▽立憲主議に基づき、安保法制の廃止と閣議決定の撤回を共通の目標とすること▽格差是正に取り組み、社会保障や農業政策、地域振興の充実のために努力すること▽当選後も安保法制廃止、立憲主義擁護の立場を堅持すること―の3項目の政策協定を結び、共産、民進、社民の3党も3項目の政策協定で同意し下町氏の必勝にむけ全力を尽くすことで調印しました。
3市民団体は安保法制廃止の共同候補として発表していた、元鹿児島大学副学長の萬田正治氏の立候補を取り下げました。萬田氏は「下町予定候補をもり立て、全員が共闘の心を持ち、私もできる限りの協力、支援をしたい」とメッセージを寄せました。
共産党の野元徳英県委員長、民進党の藤田太一代表、社民党の川路孝幹事長、共同候補を立てる会の吉田健一代表幹事らが調印後、記者会見しました。
下町氏は、「国民をないがしろにする政治を変えるため、広範な人々と手を取り合い、力を合わせてたたかいたい」と決意を述べました。
ママの会の樋之口里花さんは「夢に終わると思っていた野党共闘が鹿児島で実現できてとてもうれしい。下町さんの勝利に向け、できることを頑張りたい」と語りました。