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2016年5月13日(金)

活断層上 志賀廃炉を

1・2号機 藤野議員、規制委に要求

衆院特別委

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(写真)質問する藤野保史議員=12日、衆院原子力問題特委

 日本共産党の藤野保史議員は12日の衆院原子力問題調査特別委員会で、原子炉などの直下の断層が活断層だと原子力規制委員会の有識者チームで判断された北陸電力志賀原発(石川県)について、1、2号機の廃炉を早急に判断するよう規制委に強く求めました。

 規制委は先月、同原発1号機原子炉直下を通る断層を「活断層と解釈するのが合理的」、2号機の重要施設の下を通る断層を「活断層の可能性がある」と判断した有識者チームの評価書を受理しました。

 藤野氏は、活断層の真上に原子炉など重要施設の設置を認めていない原発の新規制基準にのっとり「廃炉にすべきだ」と強調。最終的な判断について「今後の審査の課題」と規制委の田中俊一委員長が答弁したことに対し、1号機建屋内には692体の使用済み核燃料があり「原発が活断層上に建つ状況が続く。住民は不安だ」と追及しました。

 藤野氏はさらに、北陸電が再稼働の審査を申請し、872体の核燃料を原子炉に装荷した2号機も、緊急停止後に原子炉を冷やす重要施設・原子炉補機冷却系の配管が活断層上にあると指摘。新規制基準違反であり、福島第1原発事故に関する国会事故調の報告書を紹介し、同施設が機能を失えば、炉心溶融などに至る恐れがあるとして、廃炉にすべきだと迫りました。

 住民や専門家による活断層調査に参加した藤野氏は、敷地内外に活断層が多いとし、「志賀原発は立地不適だ」と強調しました。


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