2016年5月10日(火)
秘密保護法は廃止を
国会前 市民団体が宣伝
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秘密保護法や総務相による「電波停止」発言などをめぐり、4月に来日した「表現の自由」国連特別報告者デービッド・ケイ氏が、日本の報道の自由に懸念を表明したことを受け、市民団体などでつくる「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」は9日、国会内で集会を開きました。
これに先立ち、国会前で約50人が参加し宣伝しました。マイクを握った神奈川平和遺族会の男性は、「安倍政権の全ては、戦争につながっている。戦争につながる秘密保護法に反対」と強調。「私たちの運動が野党の共同を前進させ、国民世論を変えてきた。安倍政権退陣に向け、さらに運動を進めたい」(憲法会議=憲法改悪阻止各界連絡会議=)などの訴えが続きました。
院内集会には80人が参加。デービッド・ケイ氏の報告について、海渡雄一弁護士が解説しました。
宣伝では、日本共産党の清水忠史衆院議員が国会情勢を報告。刑事訴訟法改正案廃案のほか、秘密保護法、戦争法を廃止して立憲主義を取り戻したいと表明しました。院内集会で日本共産党の梅村さえこ衆院議員が、「報道の自由、表現の自由を守るために全力を挙げたい」と述べました。