2016年5月9日(月)
自分らしく生きられる社会に
東京レインボープライド のべ約7万人
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性的マイノリティー(LGBT)が差別や偏見にさらされることなく、自分らしく前向きに生きることができる社会をめざして、東京・代々木公園で7日〜8日、「東京レインボープライド2016」が開かれ、2日間でのべ約7万人が参加しました。
8日に行われたパレードでは、性の多様性を象徴する虹色(レインボーカラー)の旗や小物を身につけた、さまざまなセクシュアリティー(性のあり方)の人とその支援者、友人、家族らが、「LGBTに平等な権利を」「好きな人と結婚したい」「同性婚の法制化を」と書いたボードを持ち、渋谷・原宿駅周辺をアピールして歩きました。
「日常生活では自分がゲイ(男性同性愛者)であることを隠している」という会社員の男性(22)は、「幼い頃から男性同士で結婚している人たちが周りにいたら、ゲイであることで悩む人がもっと少なくなると思う。義務教育でLGBTについて教えてほしい」と語りました。
台湾からの留学生(27)は、レズビアン(女性同性愛者)であることを両親には話していないといいます。「若い世代は理解してくれる人が多いが、親の世代はまだ難しい。ここは居心地がいい」と笑顔を向けました。
日本共産党の池内さおり衆院議員、山添拓参院東京選挙区候補も参加しました。
LGBT レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害など性別違和を持つ人)の英語の頭文字で、これらの人々をはじめとする性的マイノリティーの総称の一つ。