2016年5月7日(土)
9条を子どもたちへ
こどもの日 ママの会リレートーク
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戦争法に反対する母親らでつくる「安保関連法に反対するママの会」は、こどもの日の5日、東京・新宿駅前でリレートークし、北海道、沖縄など各地の母親らが同法廃止を訴えました。
夏日となり、強い日差しのもとで、「新宿ジャック」と銘打った取り組みには約50人が参加。ビラやステッカーなどを配布し、戦争法廃止の2000万署名をよびかけました。「誰の子どもも殺させない」とコールし、駅利用者や通行人が足を止めました。
国連平和維持活動(PKO)で南スーダンに派遣される自衛官の息子がいる母親=北海道千歳市=は、“安倍首相への手紙”を読み上げました。「もし息子に何かあったら、誰が責任を取ってくれるのですか。命を返してくれますか」と訴えると、聴衆から拍手が起きました。
沖縄県読谷村の女性(31)は、沖縄の歴史や米軍基地問題にふれ、「過去と現在は、未来へつながっています。この先のことを一緒に考え、行動しましょう」と呼びかけました。
絵本作家の浜田桂子さんが、自作の詩を朗読しました。
葉の形をしたカードにメッセージを書いてタペストリーに貼る「平和の木」に、集まった人たちは「9条を子どもたちへ手渡そう」「みんなで笑顔の未来にしよね」などの願いを込めました。