2016年5月7日(土)
「政治に声上げよう」
NHK番組 吉良氏 若者と対話
日本共産党の吉良よし子参院議員は4日放送のNHK特別番組「18歳からの質問状」に出演し、夏の参院選から導入される18歳選挙権で新たに選挙権を得る10代の若者たちの質問に各党の国会議員とともに答えました。
スタジオに集まったのは17〜19歳の若者たち。高校生男子が、「なんで政治家は難しい言葉を使うんでしょうか。僕らには全然わからないときもある」と切り出しました。
各党の議員が議会での言葉が難しくなる理由などを語りましたが、「高校生も国民の一人。わかる言葉で説明してほしい」とまだモヤモヤした様子。吉良氏は「私も難しいと思います。だけど、ブラック企業問題でもバイト先で時間外の給料が出ていないとか(若者にも身近な)事例をあげながらしゃべるのが大事かなと思っています」と答えました。
若者たちからの「政治家はお金もらいすぎ」「庶民の気持ちがわからなくなると思う」との意見には、議員側から必要経費を別にすれば自分の分は下げてもいいといった発言が相次ぎました。
吉良氏は「高すぎると思うなら議論して適正化すべきだし、政治とカネの問題の大本にある企業献金や政党助成金にメスを入れていかなければいけないと思う」と話しました。
番組では、奨学金の返済や年金支給額の削減など将来への不安が出され、「18歳選挙権だけが実現されても、どうしたらいいかわからない人が多くいる。(政治についての)教育環境が整っていない」との意見も出されました。
吉良氏は「みんなが今の政治をどうしたらいいか、もっと議論できる場が必要」だと述べました。また、「政治を動かすのは国民の世論」だとして、首都圏反原発連合(反原連)などの運動が約2年間、原発再稼働をさせなかった実績を紹介。最後に、「投票して終わりではない。政治に声を上げよう」と訴えました。