2016年5月7日(土)
福島で野党統一候補
増子氏「政権打倒へ全力」
くまがい氏 比例予定候補に
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日本共産党福島県委員会と民進党福島県連、社民党福島県連は6日、福島市内で参院選に関する合意確認書に調印し、参院選挙区候補(改選数1)を民進党の増子輝彦(ましこ・てるひこ)予定候補(68)=現職=に一本化すると発表しました。
調印式には、日本共産党の久保田仁県委員長、くまがい智参院予定候補、民進党の金子恵美県連代表代行、増子氏、社民党の小川右善代表、ふくしま県市民連合の真木実彦氏らが出席しました。
合意確認書は、(1)安全保障関連法(戦争法)廃止(2)憲法順守と集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回および立憲主義の回復(3)個人の尊厳を擁護する政治、福島県の復興と県内原発の全基廃炉の実現(4)安倍政権打倒をめざす―の4項目。これを受けて増子氏が調印した覚書は「(前記の)合意項目を順守し、その実現のため全力を尽くす」としています。
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久保田県委員長は「歴史的で画期的な合意だ。たたかいはこれから。相手は自民の現職閣僚。市民と野党共闘の力で必ず勝利するため全力を尽くす」と強調。くまがい候補は参院比例予定候補として活動すると発表しました。
増子氏は「歴史的で大きなスタートになるだろうという思いだ。3党、市民連合に感謝と敬意を表したい。福島の復興、日本の平和、安倍政権打倒のため頑張る」と表明。くまがい氏は「福島でも安倍政権と対決する構図が固まった。増子氏勝利のため全力をあげるとともに、比例予定候補として共産党躍進に力を尽くしたい」と述べました。